先輩!
「芽衣おいで」
2人きりになった瞬間、先輩の声色が変わった。優しくて温かみのある『翔くん』の声。
涙をハンカチで拭いながら、先輩の右側に立った。近くで見ると先輩の顔は傷と痣だらけで、改めて無事でよかったと安堵した。
「ごめんな、心配かけて。来てくれてありがとう」
点滴が刺さった右手で、わたしの手を握ってくれる。
「先輩」
「うん」
「せんぱぁい...」
「うん」
「先輩!!」
嗚咽混じりに手を握り返す。繋いだ手を引き寄せ、そっと抱きしめてくれた先輩。
病院着から覗く体が、ところどころ、赤や青に変色している。
「逢いたかった」
「わたしもです。心配で心配で、よかった、ほんとによかった」
「俺が助かったの奇跡らしいわ。タクシーから助け出してくれた救急隊の人が言ってた」
先輩がその時の様子を教えてくれた。
2人きりになった瞬間、先輩の声色が変わった。優しくて温かみのある『翔くん』の声。
涙をハンカチで拭いながら、先輩の右側に立った。近くで見ると先輩の顔は傷と痣だらけで、改めて無事でよかったと安堵した。
「ごめんな、心配かけて。来てくれてありがとう」
点滴が刺さった右手で、わたしの手を握ってくれる。
「先輩」
「うん」
「せんぱぁい...」
「うん」
「先輩!!」
嗚咽混じりに手を握り返す。繋いだ手を引き寄せ、そっと抱きしめてくれた先輩。
病院着から覗く体が、ところどころ、赤や青に変色している。
「逢いたかった」
「わたしもです。心配で心配で、よかった、ほんとによかった」
「俺が助かったの奇跡らしいわ。タクシーから助け出してくれた救急隊の人が言ってた」
先輩がその時の様子を教えてくれた。