あの頃のきみに栞を。今のきみに僕を。〜夢はきみと結婚すること〜
「お前いっつもみきちゃんの後ろでビクビクしてて恥ずかしくないのかよ」
「男なのに女の子に助けてもらうとかはずかしー」
などよく言われていた。
その時は私が助けてあげていた。
「いいの!私が一緒にいてっておねがいしてるの!」
と言って追い返せば、誠くんはありがとうとお礼を言ってくれていた。
私はそれが嬉しかったので誠くんはわたしが守らなきゃ!と思っていた。
そんな感じで、誠くんのお母さんと一緒に帰る時もお母さんと手を繋ぐのではなく、ずっと私と手を繋いでいたので兄弟と間違わらたりすることもあった。
それほどに仲が良かった。