彼に抱かれ愛を弾く 〜ベリが丘恋物語〜
振り返ると季織が目を瞬かせている。
「ただいま」
「どうしてここにいるのよ⁉︎」
「姉さんこそ出勤早くない?」
「私は緊急の患者さんの対応で、って、私のことはいいから、早く帰りなさい!」
「え?」
季織は首を傾げる俺に駆け寄り、腕を掴んだかと思うと、そのまま柱の影に引き摺り込んだ。
「な、何⁉︎」
「大変よ!」
「何が?」
「沙織が援護射撃!何も知らないのに」
口に手を添えクスッと笑った。
「沙織?沙織が誰の援護射撃をしたんだよ。で、なんで笑う?」
「最強の味方が現れたなぁと思って、思い出したら嬉しくなって笑っちゃったわ」
「は?」
「俊佑、驚かないでよ。沙織、美音ちゃんを妹にするつもりよ」
「・・・ん? ごめん、ちょっと意味がわからない」
「だからぁ、沙織がね、美音ちゃんを自分の妹にしようとしているの」
「え?」
「沙織に捕まってしまってはもう逃げられないわね」
「姉さん、ちゃんと説明してくれないかな」
季織は、出勤前に起こった出来事をニヤにつきながら俺に話してくれた。
沙織の突拍子もない言動にはいつも驚かされるが、今、俺は、最上級に驚いている。
「子どもの頃、俺を女にさせようとしてまで妹を欲しがっていたけど、まだ諦めてなかったっていうことか?」
「あの子の諦めの悪さは一級品だもの」
「確かに」
「さぁ、早く帰りなさい。もたもたしてると美音ちゃんが帰ってしまうわ」
「あぁ、わかった」
「ただいま」
「どうしてここにいるのよ⁉︎」
「姉さんこそ出勤早くない?」
「私は緊急の患者さんの対応で、って、私のことはいいから、早く帰りなさい!」
「え?」
季織は首を傾げる俺に駆け寄り、腕を掴んだかと思うと、そのまま柱の影に引き摺り込んだ。
「な、何⁉︎」
「大変よ!」
「何が?」
「沙織が援護射撃!何も知らないのに」
口に手を添えクスッと笑った。
「沙織?沙織が誰の援護射撃をしたんだよ。で、なんで笑う?」
「最強の味方が現れたなぁと思って、思い出したら嬉しくなって笑っちゃったわ」
「は?」
「俊佑、驚かないでよ。沙織、美音ちゃんを妹にするつもりよ」
「・・・ん? ごめん、ちょっと意味がわからない」
「だからぁ、沙織がね、美音ちゃんを自分の妹にしようとしているの」
「え?」
「沙織に捕まってしまってはもう逃げられないわね」
「姉さん、ちゃんと説明してくれないかな」
季織は、出勤前に起こった出来事をニヤにつきながら俺に話してくれた。
沙織の突拍子もない言動にはいつも驚かされるが、今、俺は、最上級に驚いている。
「子どもの頃、俺を女にさせようとしてまで妹を欲しがっていたけど、まだ諦めてなかったっていうことか?」
「あの子の諦めの悪さは一級品だもの」
「確かに」
「さぁ、早く帰りなさい。もたもたしてると美音ちゃんが帰ってしまうわ」
「あぁ、わかった」