─animaTane─ドレミ
サンは視線をコトノから孤児院の窓辺に覗く外の景色へ移すと「それはどこか違う気がする。本当に正しいことは先の未来でさえもわからない。正しい地球は幻想かもしれないし、僕達は擦り付けられた知識である形を想像しているのかもしれない。そう──本当の真実はなく、正しいと間違えは同一な存在とも言える」


コトノはあどけない顔を歪め「意味がわからない」と言い、サンは外の煉瓦建ての建物を見て、「でも、それは確かにある」と言い、コトノは頭から煙が出そうなくらいにサンの意味のわからない言葉に困ってしまった。


「もう、この話はなし。私の頭がどうかしちゃう」


「さっきの神話の話しの続きなんだけど。。。」


「パス!」


コトノは困り顔で即答する。サンはそんなコトノを見て微笑んだ。コトノはサンの笑みを見て、頬を赤く染める。


何よ。カッコいいじゃない。その優しい微笑みが私は好きなんだよなあ。。。


コトノはサンの話すことの意味はわからない。でも、サンと会話することが大好きだった。


サンは時計を見た。

「もうすぐ、授業の時間だ」


「サンにとってはお遊びの時間でしょ?」


「まあね」
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