─animaTane─ドレミ
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あの不思議な神話には続きがある。


かつて形成された地球に人、動物、植物が産まれて、真の平和がそこにあった。

そこには不思議なことに弱肉強食は存在しない。誰もが死なない世界で争いもなかった。


不思議なことだが、人も動物も植物も水のみで生きていけた。


争いのない幸せな世界があり、サンが知る、殺し合いはなかった。


ある、本の一冊を手に取った時にそれが記されていた。


月と太陽は全ての命を大切な存在として見ていた。そして、興味深いことに月と太陽は仲良く隣合わせでいつも存在していたと言う。


しかし、ある二人の少女と男児が封印されていた門を開き、その門から様々な感情が溢れ出てしまった。

それらは負を持ち、人、動物、植物に寄生した。そして、弱肉強食が始まり、それだけでは飽きたらず人と人が群れをなし、町を作り、国を作り、人と人の欲望の果てに争いが行われるようになった。


夢の世界から一変してしまう。


少女が開けた門は不可視の世界と繋がり、負を封印する箱と呼ばれていた。
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