星が歌ってくれるなら ~ハープ奏者は愛をつまびく~【初期版】
「言われた通りにしてるのに」
ぶつくさ言いながら、絃斗はハンバーグらしい平たい楕円を作った。
「真ん中を少しへこませてね」
絃斗はハンバーグ種の真ん中に指を突っ込んで穴をあけた。
思わず吹き出す。
「今度はなに?」
「少しって言ったのに、ドーナツみたいに穴あけるから」
スマホで検索して、見本の画像を見せた。
「最初から画像を見せてくれてたら良かったのに」
「だったら自分でスマホを見て作れば良かったのにって話になるけど?」
「そ、それは……」
うろたえる姿もまた面白くて、笑ってしまった。
二つ目を成型している間にフライパンを温める。
「空気ぬきもしたほうが良いんだけど、ナシで。そのぶん崩れやすくなるから気を付けてね」
「わかった」
温めたフライパンに成型したハンバーグを絃斗に載せてもらう。
じゅわー、と焼ける音に絃斗は顔をほころばせた。
表面が焼けた頃を見計らい、絃斗にフライ返しを渡す。
彼はそーっと慎重に二つのハンバーグをひっくり返した。
「できたよ!」
「偉い偉い」
「またバカにして!」
「バカになんてしてないよ」
詩季が笑うと、絃斗は結局、一緒に笑った。
水を入れて蓋をして火を少し弱め、その間にスープ用の湯を鍋で沸かして沸騰したらキノコとキャベツを入れてコンソメも淹れた。サラダを用意する。付け合わせに冷凍のポテトとブロッコリーをレンジで解凍した。
しばらくしてから、詩季は蓋を開けた。
「竹串とか菜箸を刺してみて確認するの。赤い肉汁が出なかったら出来上がり」
絃斗は緊張した面持ちで蓋を開け、菜箸を刺してみる。
ぶつくさ言いながら、絃斗はハンバーグらしい平たい楕円を作った。
「真ん中を少しへこませてね」
絃斗はハンバーグ種の真ん中に指を突っ込んで穴をあけた。
思わず吹き出す。
「今度はなに?」
「少しって言ったのに、ドーナツみたいに穴あけるから」
スマホで検索して、見本の画像を見せた。
「最初から画像を見せてくれてたら良かったのに」
「だったら自分でスマホを見て作れば良かったのにって話になるけど?」
「そ、それは……」
うろたえる姿もまた面白くて、笑ってしまった。
二つ目を成型している間にフライパンを温める。
「空気ぬきもしたほうが良いんだけど、ナシで。そのぶん崩れやすくなるから気を付けてね」
「わかった」
温めたフライパンに成型したハンバーグを絃斗に載せてもらう。
じゅわー、と焼ける音に絃斗は顔をほころばせた。
表面が焼けた頃を見計らい、絃斗にフライ返しを渡す。
彼はそーっと慎重に二つのハンバーグをひっくり返した。
「できたよ!」
「偉い偉い」
「またバカにして!」
「バカになんてしてないよ」
詩季が笑うと、絃斗は結局、一緒に笑った。
水を入れて蓋をして火を少し弱め、その間にスープ用の湯を鍋で沸かして沸騰したらキノコとキャベツを入れてコンソメも淹れた。サラダを用意する。付け合わせに冷凍のポテトとブロッコリーをレンジで解凍した。
しばらくしてから、詩季は蓋を開けた。
「竹串とか菜箸を刺してみて確認するの。赤い肉汁が出なかったら出来上がり」
絃斗は緊張した面持ちで蓋を開け、菜箸を刺してみる。