籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜
入ってきたのは、RULERの副総長の玲だった。
「あっ、玲サン!」
「裕一、十座さんが呼んでる」
「え?でもボク、今から美鳥さんの外出に付き合う予定なんすけど」
「それは、かわりに俺が担当することになった。だから、早く行け。十座さんを待たせるな」
「そういうことなら…。じゃあ、美鳥サン!今日は玲サンと行ってきてください!」
裕一くんは、わたしに向かってふざけて敬礼をする。
「まっ…!待って、裕一く――」
「あとヨロシクっす!玲サン!」
そう言うと、裕一くんはあっという間に部屋から出ていった。
わたしの世話役を任された裕一くん。
RULERの中で、最も関わる頻度が高いメンバーだ。
決して心を許したわけではないけど、1歳年下ということとあの明るさから、RULERの中では一番話がしやすかった。
「あっ、玲サン!」
「裕一、十座さんが呼んでる」
「え?でもボク、今から美鳥さんの外出に付き合う予定なんすけど」
「それは、かわりに俺が担当することになった。だから、早く行け。十座さんを待たせるな」
「そういうことなら…。じゃあ、美鳥サン!今日は玲サンと行ってきてください!」
裕一くんは、わたしに向かってふざけて敬礼をする。
「まっ…!待って、裕一く――」
「あとヨロシクっす!玲サン!」
そう言うと、裕一くんはあっという間に部屋から出ていった。
わたしの世話役を任された裕一くん。
RULERの中で、最も関わる頻度が高いメンバーだ。
決して心を許したわけではないけど、1歳年下ということとあの明るさから、RULERの中では一番話がしやすかった。