籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜
* * *



――その夜。

玉座の間では、緊急集会が行われていた。


議題はもちろん、裕一くんの処遇について。


RULER総長、十座の妃候補に手を出そうとした。

それを副総長の玲に見つかり、今に至る。


わたしは自分の部屋にいて、玉座の間で今どのような話し合いがされているかはわからない。


おそらく、裕一くんはタダでは済まされないことだろう。


わたしを襲おうとした裕一くんの顔を思い出すだけで、わたしは布団の中で震えていた。

今でも、裕一くんに手首を押さえつけられているような感覚がする。



時計の針が日付をまたごうとしたとき――。


コンコンッ


部屋のドアがノックされた。

わたしはとっさに、頭の上から布団をかぶる。


「…もう寝たか?」


しんと静まり返った部屋に響く低い声。
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