籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜
「そんなものを…どうして裕一くんがずっと持ってたの?それに、その薬をわたしにって…」

「今だから言いますけど、実はボク、総長の座を狙ってたんですよね」


RULERを追放されることになった裕一くんは、開き直ってか饒舌(じょうぜつ)に話し出した。


強い者に着いて従い、そのおこぼれとして甘い汁を吸えればそれでいい。

危険を冒してまで、高みを目指すことは望まない。


ある程度のポストで、ある程度の待遇があれば満足。


それが裕一くんがRULERにいる理由。


しかし、好き勝手にやる十座のことを見てきて、裕一くんもいつしかそんな力ある総長になりたいと思うようになったんだそう。


RULERは、力がすべて。

十座を倒せば総長になれる。


しかし、十座とまともにやり合って勝てる可能性はゼロ。
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