極上ドクターは再会したママとベビーを深い愛で包み込む
拓海さんとデートをしてから三日が過ぎた。
「ねえ、あの子」
「えーホントに?」
廊下を歩いていると、妙に医療スタッフからの視線を感じる。
何かひそひそと話しているようだし、私、何かしたかな。
別に悪いことに手を染めているわけでも、仕事で大きなミスをしたわけでもないはずなのだけれど……。
GCUに入り、水盤で手洗いと消毒を済ませると、理沙が「おはよう」とやって来た。
「ちょっと来て」
理沙は私の手を引き、隅によって声を潜める。
「菜乃花と篠宮先生のことが噂になってるみたい」
「えっ?」
「この前、銀座で二人で歩いてるのを見たひとがいるとかで」
理沙の深刻げな口ぶりに、悩ましくため息が出る。
病院のスタッフはゆうに千人を越える。
その中の誰かに見られていたとしてもおかしくないのかもしれない。
篠宮先生は目立つから余計にだ。
けれど、ほんの三日前の話がこんなに早く広まるなんて……。
さすが天下の篠宮先生とでもいうべきか。
「早いとこ結婚して公にしたほうが、変な噂も立たずに済むんじゃない?」
理沙の言うことはもっともだと思い、小さくうなづく。
けれど、こればかりは拓海さんと話し合わないと決められない。
よりによって、私たちは今回もまた連絡先の交換を忘れてしまったのだ。
茉由ちゃんも退院したから、今心臓外科が絡む疾患のあるベビーはGCUにはいないし、拓海さんと顔を合わせられるのがいつになるのかわからない。
先が見えず、不安になる。
「ねえ、あの子」
「えーホントに?」
廊下を歩いていると、妙に医療スタッフからの視線を感じる。
何かひそひそと話しているようだし、私、何かしたかな。
別に悪いことに手を染めているわけでも、仕事で大きなミスをしたわけでもないはずなのだけれど……。
GCUに入り、水盤で手洗いと消毒を済ませると、理沙が「おはよう」とやって来た。
「ちょっと来て」
理沙は私の手を引き、隅によって声を潜める。
「菜乃花と篠宮先生のことが噂になってるみたい」
「えっ?」
「この前、銀座で二人で歩いてるのを見たひとがいるとかで」
理沙の深刻げな口ぶりに、悩ましくため息が出る。
病院のスタッフはゆうに千人を越える。
その中の誰かに見られていたとしてもおかしくないのかもしれない。
篠宮先生は目立つから余計にだ。
けれど、ほんの三日前の話がこんなに早く広まるなんて……。
さすが天下の篠宮先生とでもいうべきか。
「早いとこ結婚して公にしたほうが、変な噂も立たずに済むんじゃない?」
理沙の言うことはもっともだと思い、小さくうなづく。
けれど、こればかりは拓海さんと話し合わないと決められない。
よりによって、私たちは今回もまた連絡先の交換を忘れてしまったのだ。
茉由ちゃんも退院したから、今心臓外科が絡む疾患のあるベビーはGCUにはいないし、拓海さんと顔を合わせられるのがいつになるのかわからない。
先が見えず、不安になる。