極上ドクターは再会したママとベビーを深い愛で包み込む
 お昼過ぎて落ち着いた時間、師長が小走りでやってきた。

「小鳥遊さん」

 彼女はなぜか声を潜める。

「十五時に院長室に来てほしいって」
「え?院長室ですか?」
「ええ。例の噂の件かしらねー。頑張ってね」

 師長はニンマリと目を細め、私の肩をポンと叩いて去って行く。
 師長にも噂は伝わっているのか……。
 なんだか恥ずかしい。
 時計に目を遣れば、もう十四時五十分だ。
 院長室は最上階にあるはずだけれど、足を踏み入れたことがないから場所を明確に知っているわけではない。
 早めに行かなければ。

「理沙、ちょっと用事があって外すから、奏多くんのお世話ちょっとお願いしててもいい?」
「うん。行ってらっしゃい」

 
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