極上ドクターは再会したママとベビーを深い愛で包み込む
外はもう真っ暗だ。帰りの車で、拓斗はぐっすり眠っている。たくさん遊んで疲れたんだろう。自宅に着いても、拓斗はまだ起きそうにない。
すると拓海さんが、運転席から後部座席にいる私に手招きをした。
「拓斗くんはもう少し寝かせてあげよう。菜乃花、こっちにおいで」
「はい」
言われるがまま助手席へと移動すると、拓海さんはひとつ大きな息を吐いた。
「子育ては本当に大変だな。それを菜乃花ひとりに全てやらせて、拓斗くんにも父親がいなくて寂しい思いをさせて、本当に申し訳なかった」
大きく頭を下げた拓海さんに、私はあたふたしながら「いえ」と否定する。
「私が自分で選んだ道なんです。拓海さんは悪くありません」
「だが……」
拓海さんは本当に何も悪くない。私は院長に言われて仕事を辞めることにしたのだし、そのことを拓海さんは知らなかった。妊娠についても同じだ。
顔を曇らせる拓海さんに、明るく返す。
「それに今日、拓斗すごく楽しそうでした。連れて行ってもらえて本当によかったです」
「……そうか」
よかった。少し安堵してくれた様子だ。
拓海さんは真っ直ぐに私を見据える。
「だが、これで終わりにするつもりはない。俺は昔も今も変わらず菜乃花を愛してる。もちろん拓斗くんのこともだ。今はまだ無理でも、いつか三人で暮らせたらと思っている」
力強い言葉に、心が揺さぶられる。けれど……。
「……嬉しいですが、まだうまく気持ちを整理できていなくて…‥」
今の私は女である前に母親だ。
拓斗を授かる前と全く同じというわけにはいかない。
「五年も離れていたんだから当然だ。ゆっくりでも気持ちが通じ合えたらいい」
拓海さんが私の左頬に触れ、近い距離で視線が交わった。恥ずかしくて、思わず俯く。
すると拓海さんが、運転席から後部座席にいる私に手招きをした。
「拓斗くんはもう少し寝かせてあげよう。菜乃花、こっちにおいで」
「はい」
言われるがまま助手席へと移動すると、拓海さんはひとつ大きな息を吐いた。
「子育ては本当に大変だな。それを菜乃花ひとりに全てやらせて、拓斗くんにも父親がいなくて寂しい思いをさせて、本当に申し訳なかった」
大きく頭を下げた拓海さんに、私はあたふたしながら「いえ」と否定する。
「私が自分で選んだ道なんです。拓海さんは悪くありません」
「だが……」
拓海さんは本当に何も悪くない。私は院長に言われて仕事を辞めることにしたのだし、そのことを拓海さんは知らなかった。妊娠についても同じだ。
顔を曇らせる拓海さんに、明るく返す。
「それに今日、拓斗すごく楽しそうでした。連れて行ってもらえて本当によかったです」
「……そうか」
よかった。少し安堵してくれた様子だ。
拓海さんは真っ直ぐに私を見据える。
「だが、これで終わりにするつもりはない。俺は昔も今も変わらず菜乃花を愛してる。もちろん拓斗くんのこともだ。今はまだ無理でも、いつか三人で暮らせたらと思っている」
力強い言葉に、心が揺さぶられる。けれど……。
「……嬉しいですが、まだうまく気持ちを整理できていなくて…‥」
今の私は女である前に母親だ。
拓斗を授かる前と全く同じというわけにはいかない。
「五年も離れていたんだから当然だ。ゆっくりでも気持ちが通じ合えたらいい」
拓海さんが私の左頬に触れ、近い距離で視線が交わった。恥ずかしくて、思わず俯く。