極上ドクターは再会したママとベビーを深い愛で包み込む
 長い情事が終わり、まだ汗ばんでいる肌に身体を預けていると、拓海さんが言った。
「今度、両親に会いに行く。一緒に来てほしい」
「ご両親のところに……?」
 いつかはそうしなければならないと覚悟していた。拓海さんと結婚するためには……三人で一緒に暮らすためには、どうしても院長夫妻を説得しなければならないと。
 けれど……私のことを、拓海さんには相応しくないと言った院長の顔が頭をよぎり、不安になる。
「菜乃花」
 私を抱きしめる腕に力が増す。
「大丈夫。絶対に守るから」
「……はい」
 頭を撫でてくれる拓海さんに、不安が溶けていくのを感じながら、目を閉じた。

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