私はお守りじゃありません! ~現代の大奥で婚約バトル!? 呪われた御曹司が「君は俺のお守りだ」と甘えてきます~
「ごめん、君の性格をわかっているのに」
「いいんです。それくらい」
一鈴は穂希の頭に頬を寄せる。
「襲われた女性に、襲った側の人を好きだったなんて言うの、おかしいよな」
「いいんです、大丈夫です」
「君にはたくさん迷惑をかけた」
「いいんです」
「結婚してくれ」
「いい……わけないです。どさくさに紛れてなに言うんですか」
「今の流れならOKのはずだろ」
「それだけ元気なら大丈夫ですね」
「君がいてくれるからだ」
穂希は一鈴から離れ、向き合い、両肩に手を置く。
「はぐらかさないで答えてほしい」
真剣な顔に、一鈴はどきっとした。
「俺は君が好きだ。ずっと一緒にいたいと思っている。君は?」
穂希のまっすぐな視線に、笑うことはできなかった。
「正直なところ、苦労はさせると思う。俺と結婚したら生活はなにもかも変わる。だが、それ以上に幸せにすると誓う」
「私は……」
一緒にいたい。
だけど。
彼は御曹司で、自分はなんのとりえもない一般市民だ。
爽歌が彼を狙ったとき、彼が助かるならそれでいいと思った。
それ以上なんて、望む必要もなかった。
やはり、彼の答えを受け入れてはならないと思う。
「私は、あなたが幸せならいいんです」
「OKってことだな」
「え?」
一鈴は驚いて彼を見る。
「そうじゃなくて」
まろやかに断ったつもりだったのに。
「君と一緒にいるのが俺の幸せなんだから」
「いやいやいや、ないわ」
「いいんです。それくらい」
一鈴は穂希の頭に頬を寄せる。
「襲われた女性に、襲った側の人を好きだったなんて言うの、おかしいよな」
「いいんです、大丈夫です」
「君にはたくさん迷惑をかけた」
「いいんです」
「結婚してくれ」
「いい……わけないです。どさくさに紛れてなに言うんですか」
「今の流れならOKのはずだろ」
「それだけ元気なら大丈夫ですね」
「君がいてくれるからだ」
穂希は一鈴から離れ、向き合い、両肩に手を置く。
「はぐらかさないで答えてほしい」
真剣な顔に、一鈴はどきっとした。
「俺は君が好きだ。ずっと一緒にいたいと思っている。君は?」
穂希のまっすぐな視線に、笑うことはできなかった。
「正直なところ、苦労はさせると思う。俺と結婚したら生活はなにもかも変わる。だが、それ以上に幸せにすると誓う」
「私は……」
一緒にいたい。
だけど。
彼は御曹司で、自分はなんのとりえもない一般市民だ。
爽歌が彼を狙ったとき、彼が助かるならそれでいいと思った。
それ以上なんて、望む必要もなかった。
やはり、彼の答えを受け入れてはならないと思う。
「私は、あなたが幸せならいいんです」
「OKってことだな」
「え?」
一鈴は驚いて彼を見る。
「そうじゃなくて」
まろやかに断ったつもりだったのに。
「君と一緒にいるのが俺の幸せなんだから」
「いやいやいや、ないわ」