私はお守りじゃありません! ~現代の大奥で婚約バトル!? 呪われた御曹司が「君は俺のお守りだ」と甘えてきます~
「佳乃様の運転手、怖くないですか?」
玉江が続けて言った。
すごく背の高い運転手だ。目つきが鋭く、見下ろされると威圧感があった。
「もしかして佳乃様のためにほかの令嬢を」
「目撃情報と違うからそれはないですよ」
「すみません」
玉江はすぐに謝罪した。
午後になるとコスモが訪問してきた。
玉江は紅茶を淹れたのち、控室に下がった。
「大変だったな。莉衣沙には?」
玉江が下がると、コスモが言った。
「言ってないです」
莉衣沙はヒットコッターで楽しそうにしている。それをぶち壊す気にはなれなかった。
「私もだ。怖がらせるかと思って」
「爽歌さんは大丈夫でしょうか」
「体には異常はないって。ただ部屋からは出たがらないみたいだ」
「やっぱりショックですよね」
一鈴は迷ってから、コスモに言う。
「前に爽歌さんのぞうりが壊れたとき、鼻緒に切り込みが入ってたようなんです。佳乃さんは服を切り刻まれたって。どちらもメイドなら怪しまれずに細工できますよね」
「それ、穂希には?」
「言ってません。素人の思い込みかもと思って」
「言った方がいいな」
そう言って、コスモはスマホでメッセージを送った。
襲われたのは莉衣沙と爽歌。自分は犯人じゃない。犯人が婚約にからんだ人なら、残るは二人。被害を申告していないのはコスモだけだ。
気が付いて、ぞっとした。
犯人が彼女なら、今は犯人と二人だけということになる。
結婚は嫌だと言っていた。が、親の望で残っているとも言っていた。願いを叶えるために邪魔者を排除していたら?
そんな人物が自分に親切にしてくれるだろうか。
だけど、襲われていないから犯人って安直すぎる。自分だって襲われてない。
普通は自分に疑いが来ないようにする。
とはいえ、犯人が賢いとは限らない。
玉江が続けて言った。
すごく背の高い運転手だ。目つきが鋭く、見下ろされると威圧感があった。
「もしかして佳乃様のためにほかの令嬢を」
「目撃情報と違うからそれはないですよ」
「すみません」
玉江はすぐに謝罪した。
午後になるとコスモが訪問してきた。
玉江は紅茶を淹れたのち、控室に下がった。
「大変だったな。莉衣沙には?」
玉江が下がると、コスモが言った。
「言ってないです」
莉衣沙はヒットコッターで楽しそうにしている。それをぶち壊す気にはなれなかった。
「私もだ。怖がらせるかと思って」
「爽歌さんは大丈夫でしょうか」
「体には異常はないって。ただ部屋からは出たがらないみたいだ」
「やっぱりショックですよね」
一鈴は迷ってから、コスモに言う。
「前に爽歌さんのぞうりが壊れたとき、鼻緒に切り込みが入ってたようなんです。佳乃さんは服を切り刻まれたって。どちらもメイドなら怪しまれずに細工できますよね」
「それ、穂希には?」
「言ってません。素人の思い込みかもと思って」
「言った方がいいな」
そう言って、コスモはスマホでメッセージを送った。
襲われたのは莉衣沙と爽歌。自分は犯人じゃない。犯人が婚約にからんだ人なら、残るは二人。被害を申告していないのはコスモだけだ。
気が付いて、ぞっとした。
犯人が彼女なら、今は犯人と二人だけということになる。
結婚は嫌だと言っていた。が、親の望で残っているとも言っていた。願いを叶えるために邪魔者を排除していたら?
そんな人物が自分に親切にしてくれるだろうか。
だけど、襲われていないから犯人って安直すぎる。自分だって襲われてない。
普通は自分に疑いが来ないようにする。
とはいえ、犯人が賢いとは限らない。