蜜月溺愛心中
全てのコーナーを見終わった後、椿は清貴に連れられて売店に来ていた。水族館でしか買えないお土産がたくさん並んでおり、多くの人がお土産を選んでいる。
「病院のスタッフさんたちに買われるんですか?」
椿が訊ねると、頰を赤くしたまま清貴は首を横に振った。清貴はイルカのキーホルダーを二つ手に取り、一つを椿に渡す。
「……椿と、何かお揃いのものがほしいんだ。嫌かな?」
「……いいえ!嫌じゃないです!」
椿は渡されたキーホルダーを見る。清貴は青いイルカ、椿はピンクのイルカのキーホルダーだ。誰かとお揃いのものを持つことが初めてで、椿の胸はギュッと抱き締められたような感覚を覚える。
「すごく、嬉しいです……」
椿がそう呟くと、清貴は「ならよかった」と嬉しそうに笑う。椿と清貴はすぐに持っている鞄にキーホルダーをつけた。お揃いのキーホルダーに、空をオレンジに染めている夕日が反射して煌めく。
「今日、水族館に行けてとても楽しかったです。ありがとうございました」
「病院のスタッフさんたちに買われるんですか?」
椿が訊ねると、頰を赤くしたまま清貴は首を横に振った。清貴はイルカのキーホルダーを二つ手に取り、一つを椿に渡す。
「……椿と、何かお揃いのものがほしいんだ。嫌かな?」
「……いいえ!嫌じゃないです!」
椿は渡されたキーホルダーを見る。清貴は青いイルカ、椿はピンクのイルカのキーホルダーだ。誰かとお揃いのものを持つことが初めてで、椿の胸はギュッと抱き締められたような感覚を覚える。
「すごく、嬉しいです……」
椿がそう呟くと、清貴は「ならよかった」と嬉しそうに笑う。椿と清貴はすぐに持っている鞄にキーホルダーをつけた。お揃いのキーホルダーに、空をオレンジに染めている夕日が反射して煌めく。
「今日、水族館に行けてとても楽しかったです。ありがとうございました」