KISSでチェンジ!
純はそのどれもに付き合ってくれたり、助けてくれたりしただけで、嫌気が指していても仕方ない。
「そんなに落ち込まないでよ。良明くんが落ち込んでるとみんなが心配するよ?」

委員長の言っていることはあながち間違いではないようだ。
まだ教室に残っている女子生徒たちから不安そうな視線を感じて良明は表情を引き締めた。

「そうだな。とにかく今は様子を見てみることにする。なにかあったら、相談するかもしれない」
「うん。いつでも力になるから任せて」

委員長が胸を叩いてそう言うので、良明はつい笑ってしまったのだった。
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