KISSでチェンジ!
「これ……全部みんなで?」
驚いてそんな言葉しか出てこなかった。

「パーティを開こうって提案してくれたのは純くんだよ。みんなに声をかけたのも純くん」

委員長の言葉に良明は純を見た。
純は満面の笑みで「サプライズ大成功?」と、首をかしげた。

「まさかお前……これのために?」

最近ずっと避けられていると思っていたけれど、それはこのパーティを成功させるために準備が必要だったからだろう。

休憩時間も放課後も、みんなと一緒に絵を描いたり折り紙を折ったりしている姿が目に浮かんでくる。
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