KISSでチェンジ!
決まる
良明の誕生日パーティは大成功のまま幕を閉じた。

良明のことを知っている人たちに声をかけまくり、協力してもらったかいがあったというものだ。

「でも……疲れたぁ」
純はドサッとベットに寝転がってつぶやく。

今回これだけ大きなことをしたのは良明への恩返しのためだけではなかった。
良明は自分は人気者だけれど、友人や相談相手は少ないと思っている。

だけどそうじゃない。
みんな良明のことが大好きで、もっと近づきたいと思っているのだ。

それを教えてやりたかった。
それに関しても今回は大成功だったと言えるだろう。

ただひとつ、自分の問題を覗いては。
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