KISSでチェンジ!
しかし良明は最初から仏頂面を下げているので表情の変化は見られなかった。
純は肩の力を抜くように表情を緩めると「また告白か。お前も忙しいな」と嫌味を投げる。
「名前もなにも書いてなかったんだ」
純からの嫌味を嫌味と受け取っているのかどうかもわからないまま、良明は下駄箱に入れられていたという手紙を純の机の上に置いた。
そこには丸っこい可愛らしい文字で今日の放課後、校舎裏に来てください。
と書かれている。
確かに、名前もクラスも書かれていないみたいだ。
「告白する勇気はあるけれど相当な照れ屋なんじゃないか?」
「そんな人いるか?」
適当な返事に対して良明は本気になって考えている。
「うそうそ冗談だよ。たぶん、良明が手紙を見る前に誰かに見られるかもしれないから、名前を書かなかったんじゃないか?」
純は肩の力を抜くように表情を緩めると「また告白か。お前も忙しいな」と嫌味を投げる。
「名前もなにも書いてなかったんだ」
純からの嫌味を嫌味と受け取っているのかどうかもわからないまま、良明は下駄箱に入れられていたという手紙を純の机の上に置いた。
そこには丸っこい可愛らしい文字で今日の放課後、校舎裏に来てください。
と書かれている。
確かに、名前もクラスも書かれていないみたいだ。
「告白する勇気はあるけれど相当な照れ屋なんじゃないか?」
「そんな人いるか?」
適当な返事に対して良明は本気になって考えている。
「うそうそ冗談だよ。たぶん、良明が手紙を見る前に誰かに見られるかもしれないから、名前を書かなかったんじゃないか?」