先輩と後輩の関係。




歩いているうちに駅に到着して、特に迷うことなくこじんまりとしている焼き鳥屋さんに入った。




狭いけど、これくらいがちょうどいい。

メニューも手書きで可愛くて…すでにまた来たい感じ。








「ビール」と1番最初に注文をした舜くん。



「僕はレモンサワーで!」

『私もビールで』

「私もビールで!」

「じゃ俺もビールにしよう」




ということで、結局みんなビールになった。





復縁して、一緒にお酒を飲むのは初めてかもしれない。

最近はお互いあんまり飲まないから新鮮な感じだった。




その後、ビールが来る前に好きな物を頼みまくり。

ビールが来た後はみんなで「「かんぱーい」」した。





みんなにとって先輩な舜くんだから緊張してる感じに見えた。



私も彼氏だけど…先輩として見るなら緊張する対象。

なんせ、始まりがあんな感じだったから。




そんな空気を察してか、「最近、どんな感じ?」と舜くんが話しかけてくれた。






「難しいですけど、楽しいっす」

「カットのラインが難しいですね、なかなか」

「俺も大変だった、慣れたら結構楽しいかも」

「先輩は最初誰に着いてたんですか?」

「今の店長」

「店長っすか!怖かったですか?」

「ん〜普通かな」

「先輩の第一印象はめっちゃ怖かったです」

「私も」

「何が?雰囲気?」




自分でわかってない感じが重症すぎて笑えた。

今だから、笑えるけど…あの当時は病気になりそうだった。




「雰囲気っすね」

「その時から凛のこと好きだったんですか?」

「好きじゃない」

『即答すぎ』

「それはお互いじゃない?」

『まぁね、あれで好きって言われても困るよね』

「どこらへんから好きだったんですか」

「わかんない」

『碧がいたくらいで好きだったでしょ?』

「俺に質問詰めする会なの?」

「先輩とこういう話をする事がないから新鮮で」






柚香と龍生ナイス!と言いたい。

こういう関係だから既に聞けないこともあるから…




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