【完結】愛を知らない伯爵令嬢は執着激重王太子の愛を一身に受ける。
「当たり前だ。……あんたに会うような時間はない」
「まぁ、本当にいつまで反抗期なんだか」
ラインヴァルト殿下のお言葉を、軽く躱す王妃殿下。彼女はある程度ラインヴァルト殿下と言葉を交わすと、次に私に視線を向けてこられた。
……自然と、ごくりと息を呑む。
「あなたが、テレジア・エーレルトさんね」
「は、はい……」
「ラインヴァルトのお気に入りの子だと、いろいろな筋から聞いているわ」
いろいろな筋って、何処なんだろうか。
頭の片隅でそう思いつつも、私は背筋を正す。それから、深々と礼をする。
「お初にお目にかかります。テレジア・エーレルトと申します」
淑女の一礼を披露すれば、王妃殿下はにっこりと笑ってくださる。
「なんて完璧な一礼なのかしら」
「……そんな」
素直な称賛に照れくさくて、視線を逸らす。そんな私を見ても、彼女はニコニコと笑っているだけだった。
「まぁ、本当にいつまで反抗期なんだか」
ラインヴァルト殿下のお言葉を、軽く躱す王妃殿下。彼女はある程度ラインヴァルト殿下と言葉を交わすと、次に私に視線を向けてこられた。
……自然と、ごくりと息を呑む。
「あなたが、テレジア・エーレルトさんね」
「は、はい……」
「ラインヴァルトのお気に入りの子だと、いろいろな筋から聞いているわ」
いろいろな筋って、何処なんだろうか。
頭の片隅でそう思いつつも、私は背筋を正す。それから、深々と礼をする。
「お初にお目にかかります。テレジア・エーレルトと申します」
淑女の一礼を披露すれば、王妃殿下はにっこりと笑ってくださる。
「なんて完璧な一礼なのかしら」
「……そんな」
素直な称賛に照れくさくて、視線を逸らす。そんな私を見ても、彼女はニコニコと笑っているだけだった。