【完結】愛を知らない伯爵令嬢は執着激重王太子の愛を一身に受ける。
「だから、そのためには。もっと素晴らしい女性を娶るべきで……」
あぁ、自分で言っていてなんて惨めなんだろうか。
これは、結果的に私自身を傷つけている。私じゃこのお方に似合わないって、自分に突き付けているみたいだ。
私自身の心を、ナイフでグサグサに刺しているみたいだ。
そう思っていると、ふと「テレジア」と名前を呼ばれた。顔を上げる。ラインヴァルトさまの視線が、私を射貫く。
「俺は、テレジアのいない未来なんていらない」
彼が、私の耳元に唇を近づけて、甘く囁くようにそう告げてくる。目を、見開いてしまった。
「テレジアと一緒にいられないなら、自分の立場を捨てたっていい。駆け落ちしてほしいって言われたら、駆け落ちする覚悟だ」
「そ、んなのっ……!」
ダメ。それは、ダメ。だって、そうじゃない。
私の所為で、ラインヴァルトさまをいばらの道に進ませるわけにはいかないんだ。
「それとも、テレジアは俺の立場が好き? 王太子じゃない俺は、いらない?」
「そんなわけ、ないです!」
少し自虐的な言葉に、私は強く反応してしまった。
あぁ、自分で言っていてなんて惨めなんだろうか。
これは、結果的に私自身を傷つけている。私じゃこのお方に似合わないって、自分に突き付けているみたいだ。
私自身の心を、ナイフでグサグサに刺しているみたいだ。
そう思っていると、ふと「テレジア」と名前を呼ばれた。顔を上げる。ラインヴァルトさまの視線が、私を射貫く。
「俺は、テレジアのいない未来なんていらない」
彼が、私の耳元に唇を近づけて、甘く囁くようにそう告げてくる。目を、見開いてしまった。
「テレジアと一緒にいられないなら、自分の立場を捨てたっていい。駆け落ちしてほしいって言われたら、駆け落ちする覚悟だ」
「そ、んなのっ……!」
ダメ。それは、ダメ。だって、そうじゃない。
私の所為で、ラインヴァルトさまをいばらの道に進ませるわけにはいかないんだ。
「それとも、テレジアは俺の立場が好き? 王太子じゃない俺は、いらない?」
「そんなわけ、ないです!」
少し自虐的な言葉に、私は強く反応してしまった。