【完結】愛を知らない伯爵令嬢は執着激重王太子の愛を一身に受ける。
私が惹かれてしまいそうな人は、ラインヴァルトさまだ。王太子殿下という立場や、地位じゃない。
このお人の、人格というか、優しさというか。そういうところに、どんどん惹かれているのだ。
「私……ラインヴァルトさまの、そのお優しいところとか。性格とか、その。……そういうところに、好感を持っていて」
「……うん」
「だから、決して地位目当てなんかじゃないのです」
ぎゅっと目を瞑って、自分の気持ちを恐る恐る口にする。彼は、私の頭の上にポンと手を置いてくれた。
「テレジアがそういう子じゃないこと、俺、知ってるから」
まるで安心させるかのように、ラインヴァルトさまは私の髪の毛を撫でてくださる。涙が、こみあげてきた。
「でも、俺、本気だから。……テレジアが好きだ。テレジアのいない未来は、いらないって思うほどに」
私の身体を軽く抱きしめて、ラインヴァルトさまがそう言ってくれる。
浅ましい私は、彼のそのお言葉を「嬉しい」って思ってしまった。
身を引くべきだとわかっているのに。
どうしても、身を引く覚悟が決まらなかった。私の気持ちは、どんどん彼に傾いている。嫌と言うほどに、思い知らされた。
このお人の、人格というか、優しさというか。そういうところに、どんどん惹かれているのだ。
「私……ラインヴァルトさまの、そのお優しいところとか。性格とか、その。……そういうところに、好感を持っていて」
「……うん」
「だから、決して地位目当てなんかじゃないのです」
ぎゅっと目を瞑って、自分の気持ちを恐る恐る口にする。彼は、私の頭の上にポンと手を置いてくれた。
「テレジアがそういう子じゃないこと、俺、知ってるから」
まるで安心させるかのように、ラインヴァルトさまは私の髪の毛を撫でてくださる。涙が、こみあげてきた。
「でも、俺、本気だから。……テレジアが好きだ。テレジアのいない未来は、いらないって思うほどに」
私の身体を軽く抱きしめて、ラインヴァルトさまがそう言ってくれる。
浅ましい私は、彼のそのお言葉を「嬉しい」って思ってしまった。
身を引くべきだとわかっているのに。
どうしても、身を引く覚悟が決まらなかった。私の気持ちは、どんどん彼に傾いている。嫌と言うほどに、思い知らされた。