【完結】愛を知らない伯爵令嬢は執着激重王太子の愛を一身に受ける。
(ここは、私も応戦するべき……?)
と、一瞬思ったけど。今の私にそんな余裕はない。そのため、当たり障りのない言葉を探す。
「えぇっと、あなたさまのお名前は、なんとおっしゃるのでしょうか……?」
結局、そう言うことしか出来なくて。私が彼女を見つめれば、彼女はぽかんと口を開けていた。
「あ、あなた、この私を知らないの……?」
「も、申し訳ございません。私、人のお顔とお名前を一致させるのが苦手で……」
頭を軽く下げてそう言えば、彼女は「はぁ」と大きくため息をつく。
「それだったら、余計に王太子妃なんて務まらないじゃない」
「……う」
それは、間違いない。
言葉に詰まった私を見てか、彼女は「コルネリア」という名前を口にする。
「私の名前。コルネリア・プライス。プライス侯爵家の娘よ」
「……コルネリア、さま」
彼女のお名前を、かみしめるように何度か口にする。そうすれば、彼女――コルネリアさまはなんだかおかしそうな表情を浮かべられた。
それを見て、私はきょとんとする。だからなのか。彼女はすぐに表情を引き締めていた。
と、一瞬思ったけど。今の私にそんな余裕はない。そのため、当たり障りのない言葉を探す。
「えぇっと、あなたさまのお名前は、なんとおっしゃるのでしょうか……?」
結局、そう言うことしか出来なくて。私が彼女を見つめれば、彼女はぽかんと口を開けていた。
「あ、あなた、この私を知らないの……?」
「も、申し訳ございません。私、人のお顔とお名前を一致させるのが苦手で……」
頭を軽く下げてそう言えば、彼女は「はぁ」と大きくため息をつく。
「それだったら、余計に王太子妃なんて務まらないじゃない」
「……う」
それは、間違いない。
言葉に詰まった私を見てか、彼女は「コルネリア」という名前を口にする。
「私の名前。コルネリア・プライス。プライス侯爵家の娘よ」
「……コルネリア、さま」
彼女のお名前を、かみしめるように何度か口にする。そうすれば、彼女――コルネリアさまはなんだかおかしそうな表情を浮かべられた。
それを見て、私はきょとんとする。だからなのか。彼女はすぐに表情を引き締めていた。