【完結】愛を知らない伯爵令嬢は執着激重王太子の愛を一身に受ける。
「ごきげんよう。こちら、ご一緒してもよくて?」
にっこりと笑ったコルネリアさまが、そう問いかけてくる。同じテーブルにいたほかのご令嬢たちは、扇で口元を隠しつつ言葉を交わす。……多分、今から修羅場かなにかが始まると、期待しているのだろう。
「えぇ、どうぞ」
ちょっと震えた声でそう返事をすれば、コルネリアさまは空いている席に腰を下ろす。
彼女は自身でティーポットからカップに紅茶を注ぐ。角砂糖を二つ入れた彼女は、ティースプーンでかき混ぜつつ私に笑いかけてきた。
「それにしても、こんなところでかのテレジアさんに会えるなんて、とても嬉しいです」
……これは、初対面ですアピールなのだろうか。
実際は数日前に会っているのだけれど、ここで空気を壊す勇気はない。なので、私は控えめに頷くだけにとどめた。
「私、あなたと一度お話してみたかったのです。だって、ラインヴァルト殿下が見初めた女性ですものね」
にっこりと笑ったコルネリアさまが、そう問いかけてくる。同じテーブルにいたほかのご令嬢たちは、扇で口元を隠しつつ言葉を交わす。……多分、今から修羅場かなにかが始まると、期待しているのだろう。
「えぇ、どうぞ」
ちょっと震えた声でそう返事をすれば、コルネリアさまは空いている席に腰を下ろす。
彼女は自身でティーポットからカップに紅茶を注ぐ。角砂糖を二つ入れた彼女は、ティースプーンでかき混ぜつつ私に笑いかけてきた。
「それにしても、こんなところでかのテレジアさんに会えるなんて、とても嬉しいです」
……これは、初対面ですアピールなのだろうか。
実際は数日前に会っているのだけれど、ここで空気を壊す勇気はない。なので、私は控えめに頷くだけにとどめた。
「私、あなたと一度お話してみたかったのです。だって、ラインヴァルト殿下が見初めた女性ですものね」