【完結】愛を知らない伯爵令嬢は執着激重王太子の愛を一身に受ける。
声を張り上げて、コルネリアさまがそう言う。瞬間、近くにいたご令嬢たちの視線が私に集まったのがわかった。
……この中には、もちろん私がラインヴァルトさまに求婚されているということを知らない方も、いる。
「けど、あなただと不相応だと思いません? だって、キズモノですものね」
笑いながら、残酷な真実を告げてくるコルネリアさま。……胸がずきずきと痛む。真実だから余計に、上手く反応が出来ない。
周囲のご令嬢たちが、私たちの様子を楽しそうに窺っている。貴族の女性は自分とは関係のない修羅場が好き。嫌と言うほどに、知っている。
「だから、辞退されたほうがよろしいと思います」
親切を装っていると思った。あくまでもこの言葉は私のため。そう、突き通すつもりらしい。
「それに、ほら。……あなただと家柄も釣り合わないと言いますか」
知ってる。伯爵令嬢である私と、侯爵令嬢であるコルネリアさま。どちらと結婚するほうがメリットが大きいか。それくらい、私だって理解している。
貴族の結婚とは、いわばビジネスだ。好きとか嫌いとか。そういう感情で左右されるものじゃない。
……一度、左右されている私が言えたことじゃないけれど。
……この中には、もちろん私がラインヴァルトさまに求婚されているということを知らない方も、いる。
「けど、あなただと不相応だと思いません? だって、キズモノですものね」
笑いながら、残酷な真実を告げてくるコルネリアさま。……胸がずきずきと痛む。真実だから余計に、上手く反応が出来ない。
周囲のご令嬢たちが、私たちの様子を楽しそうに窺っている。貴族の女性は自分とは関係のない修羅場が好き。嫌と言うほどに、知っている。
「だから、辞退されたほうがよろしいと思います」
親切を装っていると思った。あくまでもこの言葉は私のため。そう、突き通すつもりらしい。
「それに、ほら。……あなただと家柄も釣り合わないと言いますか」
知ってる。伯爵令嬢である私と、侯爵令嬢であるコルネリアさま。どちらと結婚するほうがメリットが大きいか。それくらい、私だって理解している。
貴族の結婚とは、いわばビジネスだ。好きとか嫌いとか。そういう感情で左右されるものじゃない。
……一度、左右されている私が言えたことじゃないけれど。