メンヘラ・小田切さんは今日も妻に貢いでいる
「―――――あー、死にたい…
翠衣ちゃんがいないなんて、もう生きる意味がない…」
亜夢は………心が死んでいた。
「でもなぁ……
翠衣ちゃんと約束したし……
…………
…………
よし!翠衣ちゃんに、何かプレゼントを買いに行こう!
嫌われないようにしないと!」
そう思い直し、マンションを出た。
デパートに向かい、色んな店を見て回る。
たいがいの物は贈っているので、なかなかピンとくるモノがない。
「――――あれ?亜夢くん?」
「ん?あ!トシくんと若崎だ」
デート中の敏郎と冬菜がいた。
「何やってんの?
翠衣ちゃんは?」
「は?」
「は?なんでそんな怒んの?」
「翠衣ちゃんは、花見!!
高校ん時の友達と!」
「あー、それでそんな機嫌が悪いんだな(笑)」
「フフ…」
「あ、じゃあ…一緒に花見する?」
「…………は?
トシくん、デート中なんだろ?」
「うん、デート中!」
「邪魔だろ?俺」
「別に」
「亜夢ならいいわよ」
「バカだな、お前等」
「は?(笑)」
「バカ?(笑)」
「さすがの俺でも、他人のデートを邪魔する程、野暮じゃない」
「別に邪魔じゃねぇよ?」
「邪魔なら、言わないわよ」
「………」
「な?なんか食おうぜ!」
「亜夢は何食べたい?」
「………」
「亜夢くん?」
「だったら、○○公園に行きたい。
翠衣ちゃんがいるんだ。
遠くからでもいいから、翠衣ちゃんを見たい」
「「………」」
敏郎と冬菜は、顔を見合わせて微笑んだ。
しかし………
花見客でいっぱいで、なかなか見つからない。
「亜夢くん、腹減った!」
「とりあえず、食べよ?
たこ焼き、冷えるわよ?」
「…………
翠衣ちゃん、何処行ったの?
…………はっ!?誰かに連れ去られたとか!?
翠衣ちゃんは可愛いから…」
「はぁ…」
「亜夢!!」
「あ?なんだよ」
「あんた、ウザい!
早く食べよ?」
「は?
“翠衣ちゃんに及ばない”からって、ヤキモチ妬くな」
「はい?
はぁ……翠衣ちゃんに、言いつけるわよ?」
スマホをぷらぷらさせる、冬菜。
「なっ…!?」
翠衣の名前を出され、亜夢はシュンとおとなしくなるのだった。
翠衣ちゃんがいないなんて、もう生きる意味がない…」
亜夢は………心が死んでいた。
「でもなぁ……
翠衣ちゃんと約束したし……
…………
…………
よし!翠衣ちゃんに、何かプレゼントを買いに行こう!
嫌われないようにしないと!」
そう思い直し、マンションを出た。
デパートに向かい、色んな店を見て回る。
たいがいの物は贈っているので、なかなかピンとくるモノがない。
「――――あれ?亜夢くん?」
「ん?あ!トシくんと若崎だ」
デート中の敏郎と冬菜がいた。
「何やってんの?
翠衣ちゃんは?」
「は?」
「は?なんでそんな怒んの?」
「翠衣ちゃんは、花見!!
高校ん時の友達と!」
「あー、それでそんな機嫌が悪いんだな(笑)」
「フフ…」
「あ、じゃあ…一緒に花見する?」
「…………は?
トシくん、デート中なんだろ?」
「うん、デート中!」
「邪魔だろ?俺」
「別に」
「亜夢ならいいわよ」
「バカだな、お前等」
「は?(笑)」
「バカ?(笑)」
「さすがの俺でも、他人のデートを邪魔する程、野暮じゃない」
「別に邪魔じゃねぇよ?」
「邪魔なら、言わないわよ」
「………」
「な?なんか食おうぜ!」
「亜夢は何食べたい?」
「………」
「亜夢くん?」
「だったら、○○公園に行きたい。
翠衣ちゃんがいるんだ。
遠くからでもいいから、翠衣ちゃんを見たい」
「「………」」
敏郎と冬菜は、顔を見合わせて微笑んだ。
しかし………
花見客でいっぱいで、なかなか見つからない。
「亜夢くん、腹減った!」
「とりあえず、食べよ?
たこ焼き、冷えるわよ?」
「…………
翠衣ちゃん、何処行ったの?
…………はっ!?誰かに連れ去られたとか!?
翠衣ちゃんは可愛いから…」
「はぁ…」
「亜夢!!」
「あ?なんだよ」
「あんた、ウザい!
早く食べよ?」
「は?
“翠衣ちゃんに及ばない”からって、ヤキモチ妬くな」
「はい?
はぁ……翠衣ちゃんに、言いつけるわよ?」
スマホをぷらぷらさせる、冬菜。
「なっ…!?」
翠衣の名前を出され、亜夢はシュンとおとなしくなるのだった。