メンヘラ・小田切さんは今日も妻に貢いでいる
「え!?/////
亜夢さんの、膝?」

「うん!
抱っこしてあげるよ!」

「い、いいよぉ//////恥ずかしいし…//////」

「はぁ…もう…その照れてる顔が可愛い/////
ね?早くおいでよ!
“翠李ちゃんは俺の”って見せびらかそうよ!」

「……/////」
翠李は、顔を真っ赤にしてぶるぶる首を横に振る。

「可愛い、可愛い、可愛い…!!」

翠李を見上げて、可愛いを連呼する。
もう、翠李しか見えていない。

「おい、そこ!!」
「ラブラブ過ぎ!(笑)」

「あ…ごめんなさい!
えーと…」

「俺が立つからさ!
翠李ちゃんは、亜夢くんの横に座りな!」

「え?でも…」

「いいから!」
そう言って敏郎が、ベンチ横の花壇に腰掛けた。
そして、煙草を吸い始めた。

「翠李ちゃん、気にしないで?ね?」
冬菜にも言われ、翠李は亜夢の隣に座った。


ゆっくり食べながら、不意に翠李が言った。
「安川さんと冬菜さんは、結婚とかしないんですか?」

「「え?」」
敏郎と冬菜が、同時に翠李を見る。

「そうだね(笑)」
「そうゆう話がないわけではないわよ?」

「へぇ~!」
「そう言えばそうだね。
二人は同棲してるんだよね?」

「あぁ」
亜夢の問いに、敏郎が頷く。

「だったら、籍入れればいいのに」

「まぁ、色々な!」

「ふーん」

「フッ…絶対亜夢くん、興味ねぇよな(笑)その感じ」

「うん、ない。
俺は翠李ちゃんのことしか考えてないから!」

「だろうな!(笑)」

「あ!でも、亜夢さんは安川さんや冬菜さんのことも大切にしてるんですよ!」
二人の会話に、翠李が弁解するように言った。

「フフ…わかってるよ!」
「翠李ちゃん、大丈夫よ!」

「俺達、亜夢くんのことは理解してるつもりだから!」

「そ、そっか…!そうですよね!
良かったぁー」

「翠李ちゃん、大丈夫だよ!
俺は、翠李ちゃんだけいてくれれば大丈夫!」

「でも、亜夢さん!
安川さんや冬菜さんのことも大切でしょ?」

「うーん…
ちょっと、違うけど…
俺は翠李ちゃんがいればいい!」

「また!そんなこと言うんだから!
安川さん、冬菜さんも!
こんな亜夢さんですが、これからもよろしくお願いしますね!」

子どもみたいな亜夢。
そんな亜夢の横で、翠李が敏郎と冬菜にペコペコ頭を下げる。


敏郎と冬菜は「ある意味、親子みたいだな(笑)」と微笑ましく見ていた。

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