メンヘラ・小田切さんは今日も妻に貢いでいる
「え?え?なんで!?」
「トシと亜夢が喧嘩してるし…」

翠李と冬菜が、慌てて二人の所へ向かう。

「亜夢さん!!
安川さんも!!
やめてください!!」

「「あ?」」

「二人とも、何してんのよ!!
二人が喧嘩してたら、意味ないじゃん!!」

「あ…」
「あ…あ…翠李ちゃん!ご、ごめんね!?」

「せっかく、喧嘩を止めに入ってカッコ良かったのに!
亜夢さん、安川さんも!ダメだよ!」

「うん、ごめんね!ごめんね、翠李ちゃん!」
「俺も、わりぃ…
―――――――つか!」

「「元はと言えば!お前等がわりぃんだよ!!!?」」
亜夢と敏郎が、不良達を睨みつけた。

「あ…」
「す、すみません…」

「お前等のせいで、翠李ちゃんに怒られたじゃねぇか!」
「謝れよ!!」

「え…あ…」
「「す、すみません!!!」」

「は?俺にじゃない」
「翠李ちゃんに謝れ!」

「あ、はい!」
「「すみませんでした!!」」

「え?え?
私は別に……
と、とにかく!喧嘩はやめましょう!」

「「すみません!!」」

「わかってくれれば、もう大丈夫です!
…………よし!亜夢さん、安川さんも行きましょう!」

「「はーい!」」

「フフ…翠李ちゃんは、最強ね……!!」
その姿を見つめながら、冬菜が微笑み言ったのだった。



敏郎と冬菜カップルを別れ、自宅マンションに帰り着いた亜夢と翠李。

「翠李ちゃん、おいで?」
ソファに座った亜夢が、両手を広げて微笑む。
翠李も微笑み、亜夢の膝の上に跨った。
そして抱き締め合う。

「んー、亜夢さーん!」

「フフ…翠李ちゃん、好き〜!」
「私も、亜夢さん好き〜」

頬を擦り寄せ合い、向き直った。
「あ、ねぇ翠李ちゃん」

「ん?」

「今度、旅行行かない?」

「旅行?」

「GWに!
てゆーか、もう予約したんだ!
お袋にも話して、翠李ちゃんのシフトも調節してもらってる!」

「そうなの!?
フフ…ありがとう、亜夢さん!」

「フフ…どういたしまして!」

「あ!じゃあ、当日どこを観光するか決めようよ!」

「そうだね!」

亜夢の隣に座り直し、二人は旅行の計画を立てた。


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