メンヘラ・小田切さんは今日も妻に貢いでいる
小田切さん、メンヘラ発動
きっかけは、そのGWの旅行だ――――――


「翠李ちゃーん!準備出来た?」

「はーい♡」

「ん。じゃあ、行こうか!」

「うん!」

大きなキャリーケースをゴロゴロと引き、手を繋いで駅に向かう。

「亜夢さん、楽しみだね!」
「そうだね!
結婚してから、初めてだもんね!」

「フフ…」
「フフ…翠李ちゃん、ニコニコしてる!(笑)
可愛い!」

「だって、楽しくって!」
「そうだね!
俺も、すっごく幸せ!」

駅に着き、電車に乗り込む。
並んで座り、翠李が持っていた飴を亜夢に渡した。

「亜夢さん、どうぞ!」
「わぁ〜、ありがとう!」

亜夢は隣に座る翠李から目が離せずにいた。
幸せで、ニコニコしている翠李があまりにも可愛くて………

「着いたら、まず焼きドーナツ食べようね!」
「うん!」

「それでー、スムージー飲んでー」
「うん!」

「限定ソフトクリームも食べなきゃ!」
「うん!」

「……って!食べてばっかだ!(笑)」
「うん!」

「亜夢さん?」
「ん?」

「話、聞いてる?」
「もちろん!
焼きドーナツ食べて、スムージー飲んで、ソフトクリーム食べるんでしょ?
一緒に分け分けして食べようね!」

「うん!
でもやっぱ、お腹いっぱいなるかな?
夜のご馳走食べれなくなったらどうしよう……」

「大丈夫、大丈夫!
残ったら、俺が全部食べるから!
それよりも!
温泉!楽しみだね!」

「あ…//////うん/////」

亜夢が予約した旅館は、完全個室の部屋。
夕食も、露天風呂も部屋内だ。

しばらく電車に揺られていると、コトンと翠李の頭が亜夢の肩に乗ってきた。

「翠李ちゃん?
…………フフ…寝てる…//////
可愛いなぁ〜」

亜夢は、翠李の寝顔に見惚れていた。
愛しくて、頭をゆっくり撫でていると……

「………んん…亜夢…さ……」
翠李が、すり寄ってきた。

「ん?起きた…かな…?」

「ん…」

「翠李ちゃん?」

「亜夢さ…あ…ごめん、寝ちゃってた…」

「ううん!
もう少しかかるから、寝てていいよ!」

「うん、ごめんね…
亜夢さんの横、心地よくて……」
そう言って、眠ってしまった。

亜夢は幸せそうその笑顔を見つめていた。


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