腹黒弁護士に囚われて、迫られて。ー輝かしいシンボルタワーで寵愛されていますー
「じゃあそちらも弁護士を立てられますか?」
「弁護士を立てたら俺にも可能性はあるんですか?」
「一ミリもないですね。今回は婚約していたにも関わらず不定行為をし、尚且つ、暴力まで振るっているので刑事罰にもできますね。こちらは証拠もありますし、そちらが勝つことはないですよ。恐らくどの弁護士もあなたを弁護したいとは思わないでしょうね。通常、弁護士は、弁護士費用がどのくらい依頼者から頂けるかを予測して引き受けますので」
「刑事罰って……俺、逮捕されるんですか? 一回殴っただけなのに?」
「こちらが告訴すれば警察は動いてくれますね。何度も言っていますが、証拠もありますし」
「証拠って……」
「ああ、それは言えません。気にせずに話を続けましょうか」
急に不安な顔色を見せる尚人。
そんな尚人を横目に、和歌に質問をする。
「和歌さん、どしますか? 刑事告訴しますか?」