腹黒弁護士に囚われて、迫られて。ー輝かしいシンボルタワーで寵愛されていますー
でも、こんなに心も身体も満たされたのは初めてだった。とても心地よかった。
ーーもしかしたら尚人もこんな気持ちよさを味わっていたから、浮気をしてしまったのかもしれない。そう思うと、しょうがないのかな、と思ってしまった。
今、少しだけ尚人の気持ちが分かったような気がする。
しばらく暖の寝顔を見ていると、暖はゆっくりと目を開けた。私の顔を見るなりビックリして飛び起き、日の光が気持ちいい窓を見て一言「ごめん」と呟いた。
「俺、理性飛んでて……花火忘れてた」
私も上半身を起こし、暖が窓の外に目線を向けている隙にバスローブを羽織る。
「大丈夫だよ。今年が最後ってわけじゃないでしょ?」
「本当、ごめん。和歌の体全部すべすべしてて気持ちよくて……止められなかった。抱き心地、超よかった。真島の言った通りだった」
何故そこで真島くんの名前が出てくるのだろう。
真島くんとどういう話をしていたのかがものすごく気になるけれど、私も否定できない。
「私も気持ちよかった。だから、尚人のこと少しだけ分かったの。浮気されてもしょうがなかったなって思っちゃった」