腹黒弁護士に囚われて、迫られて。ー輝かしいシンボルタワーで寵愛されていますー







『行くところないなら俺の事務所泊まれよ。仮眠室あるし』とのことで、暖の事務所にしばらくお邪魔することになった。


 暖の事務所は広々としていて、扉の向こうには暖専用の仮眠部屋があるらしく、そこを使っていいということになった。


「で、こっちはキッチン、好きに使って」


 至れり尽くせりなこの状況、申し訳無さしかない。


「暖は? 家はどこなの?」

「ノースエリアに借りてる。でも和歌が事務所いるんなら、俺もいる」

「えっ!? いや、私……」

「別に俺、寝るとこなんてソファーでいいし」

「私、一人で平気だから! 暖は自分の家に帰りなよ!」


 さすがに暖と二人でいるのはダメだ。それは、今の私が許さない。


< 45 / 186 >

この作品をシェア

pagetop