腹黒弁護士に囚われて、迫られて。ー輝かしいシンボルタワーで寵愛されていますー
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『行くところないなら俺の事務所泊まれよ。仮眠室あるし』とのことで、暖の事務所にしばらくお邪魔することになった。
暖の事務所は広々としていて、扉の向こうには暖専用の仮眠部屋があるらしく、そこを使っていいということになった。
「で、こっちはキッチン、好きに使って」
至れり尽くせりなこの状況、申し訳無さしかない。
「暖は? 家はどこなの?」
「ノースエリアに借りてる。でも和歌が事務所いるんなら、俺もいる」
「えっ!? いや、私……」
「別に俺、寝るとこなんてソファーでいいし」
「私、一人で平気だから! 暖は自分の家に帰りなよ!」
さすがに暖と二人でいるのはダメだ。それは、今の私が許さない。