腹黒弁護士に囚われて、迫られて。ー輝かしいシンボルタワーで寵愛されていますー
「ここ、人足りてないし。働いてくれると助かるんだけど」
「え? ここって……ここ?」
「そう、ここ」
提案してくれるのは嬉しいけれど、そこまで暖にお世話になってもいいんだろうか。住むところでさえ感謝しているのに、働き口も、だなんて。
「暖、いいの?」
「真島は俺の手伝いに専念してほしかったし、電話に出たり、相談者にお茶汲んだり、相談者と対面で接する仕事は女性の方が安心できるって思ってよ。感情的に怒る人や依頼人は俺らが対応するし」
「うん……! ありがとう」
真島くんは「やっとお茶汲みから抜け出せるー」と、安堵していた。
暖には感謝してもしきれない。
それに、暖は私と尚人のことを仕事として引き受けてくれるんだ。
お金はいらないと言っているけれど、尚人との件が解決したらきちんと弁護士費用を支払いたい。