腹黒弁護士に囚われて、迫られて。ー輝かしいシンボルタワーで寵愛されていますー
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それから半月後、前職の研修期間を終え、仕事を辞めた私は暖の法律事務所で仮眠室を借りながら働くことになった。
「今日からよろしくお願いします」
暖と真島くんに頭を下げる。真島くんは私に握手を求めた。
「はー、和歌さんの手、すべすべー」
私の手をにぎにぎする真島くん。その光景を見ていた暖が、「やめろ、変態」と、真島くんの膝に蹴りを入れていた。
暖はデスクからマニュアルとしてまとめてくれているファイルを取り出し、私に渡した。結構な厚みがある。
「それじゃあまず電話対応だけど、電話は三はコール以内に出ることを意識してほしい。相談希望の電話、依頼者からの電話、裁判所からの電話、他弁護士からの電話、様々だから、よく内容を聞いて、メモってほしい。相談希望はネットから予約入れていただくこともできるから、ホームページにアクセスしてもらって――」
分かりやすいように丁寧に説明をしてくれる。
こういうところは、昔と全然変わってない。