腹黒弁護士に囚われて、迫られて。ー輝かしいシンボルタワーで寵愛されていますー


 真島くんは膝を抱えながら、


「そ、そういえば、カズどうなりました? 僕、あれから電話取ってないですけど」

 依頼者の話を暖に向けた。暖は私に「ああ、カズはぶーちゃんのことだから」と一言説明を付け加え、

「ぶーちゃん、今日の午後から来るから、またケーキお願い。ぶーちゃんのSNS見てたらチーズケーキが好物らしいから、次はチーズケーキな」

 真島くんにケーキを買ってくるように諭した。


「ええっ、僕、BUSAのアルバム購入したんですよ! 絶対サインほしいー!」

 どうやら、真島くんはBUSAのファンのようで、キラキラと期待に満ちた顔をしていた。


「ああ、コイツミーハーだから。芸能人だったら誰でもいいらから」

「そ、そうなんだ……」


 また暖が、真島くんの言動に対して、一言説明を付け加えた。


「ミーハーじゃないですよ! 僕、カズのことについて、あれから色々考えたんです! 髪色オレンジで顔も声もイケメンでピアスもゴリゴリ開けてるし、首に蛇のタトゥーまで入っているのに女性経験ないだなんて、めっちゃかっこよくないっすか? あんな見た目してたら、普通女性とヤリまくってるでしょ!?」


 真島くんの軽口により、ぶーちゃんの性事情まで知ってしまった。

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