腹黒弁護士に囚われて、迫られて。ー輝かしいシンボルタワーで寵愛されていますー
奥のテーブルで暖に相談をしているぶーちゃん。
真島くんが買ってきてくれたチーズケーキとコーヒーを淹れ、ぶーちゃんの前に運び、暖の前にもコーヒーを置く。
「ありがとう。いただきます……」
悲しげな表情でチーズケーキを頬張るぶーちゃんに、
「ベリが丘って良い街だろ。だから俺も気に入ってんだよ」
暖は誇らしげに言葉を返していた。
「ぶーちゃん、ハッキリ言うけど、顔を出して活動している以上、ある意味覚悟しとかなきゃいけない部分もあると思う」
「……うん、俺は覚悟が足りなかったのかも」
「まあ、ぶーちゃんの本来の目的は女にモテるためだもんな。ただ、それでも、ストーカーならストーカー規制法っていう、被害者を守るための法律があるから俺もぶーちゃんを守ってやれる。あとはぶーちゃんの気持ちの問題。弁護士の俺達は被害者のやる気も兼ねて依頼を受任するから、被害者がやる気がないなら、依頼されても断る権利、つまり受任拒否ができるんだよ」
暖はぶーちゃんに厳しい言葉をぶつける。