腹黒弁護士に囚われて、迫られて。ー輝かしいシンボルタワーで寵愛されていますー


 奥のテーブルで暖に相談をしているぶーちゃん。

 真島くんが買ってきてくれたチーズケーキとコーヒーを淹れ、ぶーちゃんの前に運び、暖の前にもコーヒーを置く。


「ありがとう。いただきます……」


 悲しげな表情でチーズケーキを頬張るぶーちゃんに、

「ベリが丘って良い街だろ。だから俺も気に入ってんだよ」

 暖は誇らしげに言葉を返していた。


「ぶーちゃん、ハッキリ言うけど、顔を出して活動している以上、ある意味覚悟しとかなきゃいけない部分もあると思う」

「……うん、俺は覚悟が足りなかったのかも」


「まあ、ぶーちゃんの本来の目的は女にモテるためだもんな。ただ、それでも、ストーカーならストーカー規制法っていう、被害者を守るための法律があるから俺もぶーちゃんを守ってやれる。あとはぶーちゃんの気持ちの問題。弁護士の俺達は被害者のやる気も兼ねて依頼を受任するから、被害者がやる気がないなら、依頼されても断る権利、つまり受任拒否ができるんだよ」


 暖はぶーちゃんに厳しい言葉をぶつける。

< 72 / 186 >

この作品をシェア

pagetop