腹黒弁護士に囚われて、迫られて。ー輝かしいシンボルタワーで寵愛されていますー
すると、仕事部屋に閉じ込められていた真島くんが、
「ええっ!? 示談の方が金たんまり取れるんですよ!? アンタもアンタで了承すんな! この偽弁護士!」
大声を出しながら暖とぶーちゃんに詰め寄った。
「正当な弁護士だ! てめぇみたいに金でしか動かないヤツは失敗すんだよ」
「だ、だって! 刑事告訴したら全然お金取れないじゃないですか!」
「だーかーらー、ぶーちゃんの気持ち的にそうしたいって言ってんだろ。うるせぇな。これ以上騒ぐなよ」
真島くんは暖の圧に負け、「わかりました、スミマセンでした……」と、納得がいかない様子で仕事部屋に戻って行ってしまった。
サインを貰うと大騒ぎしていた真島くんにはその気力はないらしい。暖に怒られたショックで、デスクでため息を吐いていた。
「……真島くん、大丈夫?」
「ああ、はい……いや、僕、ただ心配なだけなんすよ。暖先生、なんだかんだ人がいいからいつも無茶ばっかして。ここの弁護士費用も、他と比べたら安いし」
暖の心配している真島くんに、私は弁護士費用いらないって言われた、とは、口が裂けても言えない。