傷心した私が一夜を共にしたのはエリート俺様同期~いつも言い合いばかりだったのに、独占欲強め、嫉妬心剥き出しな程に溺愛してくるのですが?~
「納得出来ません! 俺を担当にしてください!」
話を聞いて真っ先に口を開いたのは一之瀬。
周りからすれば、営業部のエースと言われている一之瀬は自分が選ばれず、いくら優秀と言えどまだまだ経験の浅い館林さんが選ばれるのが面白くないと思っているに違いないけれど、私には分かる。
私と館林さんの二人が選ばれた事が面白くないのだと。
それに、私としても一之瀬と一緒に仕事がしたかったけれど、上司が決めた決定事項に逆らえる筈もなく……。
「一之瀬、何子供みてぇな事言ってんだ? お前はもう今抱えてる仕事で手一杯だろーが」
「けど!」
「けど、じゃねぇんだよ。もう決定した事だ。本條、館林、くれぐれも相手に失礼の無いように頼むな」
何としてでも自分が担当になりたかった一之瀬の言い分を却下した部長は私と館林さんにそう告げる。
「はい、分かりました」
「精一杯頑張ります」
何だか物凄く面倒な事になってしまったなと思いつつも、仕事なので仕方が無いと割り切った私は悔しさを滲ませ項垂れる一之瀬を気にしながら館林さんと共に部長に返事を返したのだった。
ミーティングが終わって各々仕事に取り掛かる中、早速例の案件の話をする為に部長と館林さんの三人で会議室へ向かう事になり、必要な物を手にした私が席を立つと、不貞腐れている一之瀬が私の側へやって来て、
「陽葵、くれぐれも館林に気を許すなよ? 絶対だからな」
なんて周りには聞こえないよう小声で言ってくる。
不安なのは分かるけれど、いい加減信じて欲しいのが正直なところ。
そう思いつつもそれを口にせず、
「もう、心配し過ぎ。部長もいるんだから他の話なんてしてる暇無いよ。私の事より、丞も今抱えてる案件に集中してね!」
『大丈夫だから』と言い聞かせるように言った私は一之瀬に見送られながら会議室へ向かって行った。
話を聞いて真っ先に口を開いたのは一之瀬。
周りからすれば、営業部のエースと言われている一之瀬は自分が選ばれず、いくら優秀と言えどまだまだ経験の浅い館林さんが選ばれるのが面白くないと思っているに違いないけれど、私には分かる。
私と館林さんの二人が選ばれた事が面白くないのだと。
それに、私としても一之瀬と一緒に仕事がしたかったけれど、上司が決めた決定事項に逆らえる筈もなく……。
「一之瀬、何子供みてぇな事言ってんだ? お前はもう今抱えてる仕事で手一杯だろーが」
「けど!」
「けど、じゃねぇんだよ。もう決定した事だ。本條、館林、くれぐれも相手に失礼の無いように頼むな」
何としてでも自分が担当になりたかった一之瀬の言い分を却下した部長は私と館林さんにそう告げる。
「はい、分かりました」
「精一杯頑張ります」
何だか物凄く面倒な事になってしまったなと思いつつも、仕事なので仕方が無いと割り切った私は悔しさを滲ませ項垂れる一之瀬を気にしながら館林さんと共に部長に返事を返したのだった。
ミーティングが終わって各々仕事に取り掛かる中、早速例の案件の話をする為に部長と館林さんの三人で会議室へ向かう事になり、必要な物を手にした私が席を立つと、不貞腐れている一之瀬が私の側へやって来て、
「陽葵、くれぐれも館林に気を許すなよ? 絶対だからな」
なんて周りには聞こえないよう小声で言ってくる。
不安なのは分かるけれど、いい加減信じて欲しいのが正直なところ。
そう思いつつもそれを口にせず、
「もう、心配し過ぎ。部長もいるんだから他の話なんてしてる暇無いよ。私の事より、丞も今抱えてる案件に集中してね!」
『大丈夫だから』と言い聞かせるように言った私は一之瀬に見送られながら会議室へ向かって行った。