傷心した私が一夜を共にしたのはエリート俺様同期~いつも言い合いばかりだったのに、独占欲強め、嫉妬心剥き出しな程に溺愛してくるのですが?~
それから少し会話を交わした私たちは人と待ち合わせをしているという來未さんと別れ、再び駅へと歩いて行く。
そして、駅のホームへ辿り着いて電車を待つさなか、來未さんの事について聞いてみた。
「……來未さんって、一之瀬の、元カノでしょ?」
「……まあ、な」
「可愛い子だったね。一之瀬ってああいう子がタイプなんだね」
「別に、そういう訳じゃ、ねぇけど……」
「…………何で、さっき、言わなかったの?」
「何を?」
「……仮だけど、今は私、一之瀬の……彼女……じゃなかったの?」
「そ、そうだけど……もしかして陽葵……さっきの紹介の仕方、嫌だって思ってる?」
「っ!!」
迂闊だった。
別に、そこまで言うつもりは無かった。
今の台詞、あれじゃあまるで『彼女』って紹介されなくて怒ってるみたいに聞こえるじゃない。
「ち、違う! 別に嫌とかじゃないけど! ちょっと引っかかっただけ! 一之瀬なら『彼女』って紹介しそうだって思ったから!」
「…………」
「な、何よ、その顔」
「いや、別に……。ただ、嫉妬してくれたんかなって、思ったから」
「……っ、し、してないし!」
何だか妙に嬉しそうな一之瀬を前に、恥ずかしさを感じた私の顔は熱を帯びていく。
「さっき來未に陽葵を『彼女』って紹介しなかったのは、お前が言われるの嫌がるかもって思ったから。別に知られたくないとかそういう事じゃねぇよ」
「……そ、そう、なの……」
「言っても良かったのかよ?」
「……別に、どっちでも……」
「まあ、また会う事があれば、その時は訂正しとく。けどもう会う事もねぇと思うけど」
「どうして?」
「來未は関西の会社に就職したって知り合い経緯で聞いたから、さっきここに居たのは偶然だと思う。何か用があって関東に戻って来たんだろ」
「そうなんだ」
「……それより、陽葵、まだ怒ってる?」
「……怒ってない」
「なら、いつも通り送ってもいい?」
「…………うん」
「ありがと」
言って一之瀬は私の手に自身の指を絡めて繋いで来た。
突然の來未さんの登場にちょっと驚いたし、物凄く可愛い子だったから自信を無くした私は繋がれた手をギュっと握りながら、
「……さっきは、ごめんね。私、館林さんの事は本当に何とも思ってないから、私の事、信じてね」
エレベーターからの態度を謝罪した上で、私の事を信じて欲しいと告げた。
そして、駅のホームへ辿り着いて電車を待つさなか、來未さんの事について聞いてみた。
「……來未さんって、一之瀬の、元カノでしょ?」
「……まあ、な」
「可愛い子だったね。一之瀬ってああいう子がタイプなんだね」
「別に、そういう訳じゃ、ねぇけど……」
「…………何で、さっき、言わなかったの?」
「何を?」
「……仮だけど、今は私、一之瀬の……彼女……じゃなかったの?」
「そ、そうだけど……もしかして陽葵……さっきの紹介の仕方、嫌だって思ってる?」
「っ!!」
迂闊だった。
別に、そこまで言うつもりは無かった。
今の台詞、あれじゃあまるで『彼女』って紹介されなくて怒ってるみたいに聞こえるじゃない。
「ち、違う! 別に嫌とかじゃないけど! ちょっと引っかかっただけ! 一之瀬なら『彼女』って紹介しそうだって思ったから!」
「…………」
「な、何よ、その顔」
「いや、別に……。ただ、嫉妬してくれたんかなって、思ったから」
「……っ、し、してないし!」
何だか妙に嬉しそうな一之瀬を前に、恥ずかしさを感じた私の顔は熱を帯びていく。
「さっき來未に陽葵を『彼女』って紹介しなかったのは、お前が言われるの嫌がるかもって思ったから。別に知られたくないとかそういう事じゃねぇよ」
「……そ、そう、なの……」
「言っても良かったのかよ?」
「……別に、どっちでも……」
「まあ、また会う事があれば、その時は訂正しとく。けどもう会う事もねぇと思うけど」
「どうして?」
「來未は関西の会社に就職したって知り合い経緯で聞いたから、さっきここに居たのは偶然だと思う。何か用があって関東に戻って来たんだろ」
「そうなんだ」
「……それより、陽葵、まだ怒ってる?」
「……怒ってない」
「なら、いつも通り送ってもいい?」
「…………うん」
「ありがと」
言って一之瀬は私の手に自身の指を絡めて繋いで来た。
突然の來未さんの登場にちょっと驚いたし、物凄く可愛い子だったから自信を無くした私は繋がれた手をギュっと握りながら、
「……さっきは、ごめんね。私、館林さんの事は本当に何とも思ってないから、私の事、信じてね」
エレベーターからの態度を謝罪した上で、私の事を信じて欲しいと告げた。