傷心した私が一夜を共にしたのはエリート俺様同期~いつも言い合いばかりだったのに、独占欲強め、嫉妬心剥き出しな程に溺愛してくるのですが?~
その日の仕事終わり、ご飯を外で食べて行くか話していると一之瀬が、「陽葵の手料理が食いたい」なんて言い出した。
思えば、ちゃんとした手料理を振る舞った事は無かった。
いつもは食べて帰るか、コンビニに寄っていくか、作る機会があっても冷凍うどんとか、パスタを茹でて市販のソースを掛けるだけとか、そんな感じの物だったから。
正直仕事終わりに作るのは面倒だけど一之瀬のリクエストだし、今日はまだ時間もあるからまあいいかと食材の買い出しにスーパーへ寄ってから帰る事になった。
自宅最寄り駅近くのスーパーに立ち寄り、何が食べたいかを聞きながら必要な食材を買い物カゴへ入れていく。
二人並んでこんな風にスーパーで買い物をしていると、何だか同棲中のカップルみたいな感じがした。
私が密かにそんなことを考えていると、まるで私の心を読んでいたかのように一之瀬が、
「何かさ、こうしてスーパーで買い出しとか、同棲中のカップルみたいで良いよな」
「え!?」
急にそんな事を言うから内心凄く驚いた。
「そう思わねぇ?」
「え? あ、うん……言われてみれば、そう……かも?」
同じ事を考えていたのは嬉しいけれど、何だかちょっと恥ずかしくなった私はあえて誤魔化してみると、
「って、そんな事考えてるのは俺だけか」
同じ事を考えていなかったと知った一之瀬は少しだけ寂しそうな顔をしていて、それを切なく感じた私は、
「――嘘、本当はね、私も同じ事、考えてた。しかも、同じタイミングで」
本当は一緒のタイミングで同じ事を考えていたんだと告げると、
「そっか!」
一転して笑顔になり、かなり上機嫌になっていった。
表情がコロコロ変わる一之瀬が何だか可愛く見えた私は彼に気付かれないようクスリと笑いながら買い物を続けていった。
思えば、ちゃんとした手料理を振る舞った事は無かった。
いつもは食べて帰るか、コンビニに寄っていくか、作る機会があっても冷凍うどんとか、パスタを茹でて市販のソースを掛けるだけとか、そんな感じの物だったから。
正直仕事終わりに作るのは面倒だけど一之瀬のリクエストだし、今日はまだ時間もあるからまあいいかと食材の買い出しにスーパーへ寄ってから帰る事になった。
自宅最寄り駅近くのスーパーに立ち寄り、何が食べたいかを聞きながら必要な食材を買い物カゴへ入れていく。
二人並んでこんな風にスーパーで買い物をしていると、何だか同棲中のカップルみたいな感じがした。
私が密かにそんなことを考えていると、まるで私の心を読んでいたかのように一之瀬が、
「何かさ、こうしてスーパーで買い出しとか、同棲中のカップルみたいで良いよな」
「え!?」
急にそんな事を言うから内心凄く驚いた。
「そう思わねぇ?」
「え? あ、うん……言われてみれば、そう……かも?」
同じ事を考えていたのは嬉しいけれど、何だかちょっと恥ずかしくなった私はあえて誤魔化してみると、
「って、そんな事考えてるのは俺だけか」
同じ事を考えていなかったと知った一之瀬は少しだけ寂しそうな顔をしていて、それを切なく感じた私は、
「――嘘、本当はね、私も同じ事、考えてた。しかも、同じタイミングで」
本当は一緒のタイミングで同じ事を考えていたんだと告げると、
「そっか!」
一転して笑顔になり、かなり上機嫌になっていった。
表情がコロコロ変わる一之瀬が何だか可愛く見えた私は彼に気付かれないようクスリと笑いながら買い物を続けていった。