傷心した私が一夜を共にしたのはエリート俺様同期~いつも言い合いばかりだったのに、独占欲強め、嫉妬心剥き出しな程に溺愛してくるのですが?~
「な、き、今日は何もしないって、言ったでしょ?」
「ん? 俺は別に何かしようとなんてしてねぇよ? 寛いでる間に陽葵が眠くなって寝ちまったら風呂入るのいつになるか分からねぇじゃんって思ったから言っただけで……ああ、けど陽葵は俺が何かして来るって思ってんだ? そういや昼間もそんな感じだったよな? 期待してんならその期待に応えても、いいけどな?」
「う、嘘つき! 絶対何か考えてるくせに! お風呂入ってくる!」
完全に墓穴を掘る形になり、いたたまれなくなった私は逃げるように『お風呂に入る』と言ってリビングから出て行く。
脱衣場で服を脱ぎながら、本当に一之瀬は何もする気が無いのか気になってしまう。
(別に、して欲しい訳じゃ、ないけどさ……)
とか思いつつ、本当はどこか期待している自分がいたりする。
そんな風に思うのは、きっと明日は仕事なのに一日一之瀬と会えないからだと思う。
今回の仕事、館林さんと組んでいる事に不満は無いけど、本音を言えば一之瀬と組みたかったし、もし一之瀬と一緒に行けていたら、楽しい時間を過ごせるんだろうなと思ってしまう。
まあでも、仕事は仕事。
これからだってこういう事はあるだろうし、きちんと割り切らないと。
頭と身体を洗い、早々にお風呂を終えた私はお気に入りの下着と部屋着を手に取って着替えていく。
そして、リビングへ戻ると既に片付けを終えてソファーに座っていた一之瀬が「陽葵、待ってた」と言いながら手招きをして来た。
「あ、白湯用意してくれたの?」
「うん。陽葵って風呂上がりはよく白湯飲むからな」
「ありがと」
「丞は、コーヒーで良かったの? 冷蔵庫にビール入ってたと思うけど」
「まあ、明日も仕事だし、今日は酒はいいかなって」
「そっか」
そんな会話をしながら一之瀬の隣に腰を下ろして用意されていた白湯を一口飲み、カップをテーブルに置いたタイミングで、
「陽葵――」
「――っん……」
一之瀬に身体を引き寄せられ、名前を呼ばれて顎を指で持ち上げられると、そのまま唇を塞がれた。
「ん? 俺は別に何かしようとなんてしてねぇよ? 寛いでる間に陽葵が眠くなって寝ちまったら風呂入るのいつになるか分からねぇじゃんって思ったから言っただけで……ああ、けど陽葵は俺が何かして来るって思ってんだ? そういや昼間もそんな感じだったよな? 期待してんならその期待に応えても、いいけどな?」
「う、嘘つき! 絶対何か考えてるくせに! お風呂入ってくる!」
完全に墓穴を掘る形になり、いたたまれなくなった私は逃げるように『お風呂に入る』と言ってリビングから出て行く。
脱衣場で服を脱ぎながら、本当に一之瀬は何もする気が無いのか気になってしまう。
(別に、して欲しい訳じゃ、ないけどさ……)
とか思いつつ、本当はどこか期待している自分がいたりする。
そんな風に思うのは、きっと明日は仕事なのに一日一之瀬と会えないからだと思う。
今回の仕事、館林さんと組んでいる事に不満は無いけど、本音を言えば一之瀬と組みたかったし、もし一之瀬と一緒に行けていたら、楽しい時間を過ごせるんだろうなと思ってしまう。
まあでも、仕事は仕事。
これからだってこういう事はあるだろうし、きちんと割り切らないと。
頭と身体を洗い、早々にお風呂を終えた私はお気に入りの下着と部屋着を手に取って着替えていく。
そして、リビングへ戻ると既に片付けを終えてソファーに座っていた一之瀬が「陽葵、待ってた」と言いながら手招きをして来た。
「あ、白湯用意してくれたの?」
「うん。陽葵って風呂上がりはよく白湯飲むからな」
「ありがと」
「丞は、コーヒーで良かったの? 冷蔵庫にビール入ってたと思うけど」
「まあ、明日も仕事だし、今日は酒はいいかなって」
「そっか」
そんな会話をしながら一之瀬の隣に腰を下ろして用意されていた白湯を一口飲み、カップをテーブルに置いたタイミングで、
「陽葵――」
「――っん……」
一之瀬に身体を引き寄せられ、名前を呼ばれて顎を指で持ち上げられると、そのまま唇を塞がれた。