天帝の花嫁~冷徹皇帝は後宮妃を溺愛するがこじらせている~
他国の後宮例を見ても、いくら後宮妃が多いからとて、全ての妃の元へ通っている皇帝は少ない。簒奪帝のように酒池肉林に溺れ、女官だろうがなんだろうが、気に入った者は節操なく手をつけるという皇帝の方が歴史的には少ないのだ。
皇帝から手つかずのまま武官の褒美として下賜される例など数多く存在する。
先代皇后の作った後宮は、聞いたことがない後宮の在り方であったけれど、既存の後宮の規則内の範囲だった。
しかし、華蓮の作った後宮は、色々な意味でぶっ飛んでいる。規則もなにもない。少女たちは妃として入内したわけでもない。純粋に学ぶために後宮に入っている。
後宮とは……と遠い目をして考え込みたくなるほど破天荒だ。
どうして後宮を教育施設にしてしまったのか、理由を聞いてみた。
『私は雲朔と違って、力もないし、頭も良くないし、私にできることなんてほとんどないのよ。でも、この国のために力になりたい。そう思ったとき、私にできないのなら他の人たちができるように育てればいいと閃いたの。道徳心もしっかり学んでもらって、この国の力になる人をたくさん育てようと思ったのよ』
皇帝から手つかずのまま武官の褒美として下賜される例など数多く存在する。
先代皇后の作った後宮は、聞いたことがない後宮の在り方であったけれど、既存の後宮の規則内の範囲だった。
しかし、華蓮の作った後宮は、色々な意味でぶっ飛んでいる。規則もなにもない。少女たちは妃として入内したわけでもない。純粋に学ぶために後宮に入っている。
後宮とは……と遠い目をして考え込みたくなるほど破天荒だ。
どうして後宮を教育施設にしてしまったのか、理由を聞いてみた。
『私は雲朔と違って、力もないし、頭も良くないし、私にできることなんてほとんどないのよ。でも、この国のために力になりたい。そう思ったとき、私にできないのなら他の人たちができるように育てればいいと閃いたの。道徳心もしっかり学んでもらって、この国の力になる人をたくさん育てようと思ったのよ』