天帝の花嫁~冷徹皇帝は後宮妃を溺愛するがこじらせている~
『貴族ではなく、庶民を集めたのは?』
『貴族は親のお金があるから自力で勉強できるじゃない。でも、庶民は勉強する機会すら与えてもらえない。女性はさらに虐げられて、科挙に合格した女性は一割程度しかいないのよ。でも、優秀な人たちはたくさんいる。もったいないじゃない。だから、その環境を私が作ろうって決めたの』
こんなことを言われたら、応援せざるを得ない。
それは、宮廷の高官たちも同じだったようで、新しい取り組みを嫌う老官たちまでも味方につけてしまった。
尸鬼の一件が終わってからも、華蓮は毎日欠かさず祈祷を続けている。
祠堂は外廷にあるので、華蓮は常に後宮の規則を破って外廷に出ていることになるが、もはや誰も忠告する者はいない。
そこで外廷の高官、特に信仰心の厚い老官たちと話す機会もあるらしく、新しい後宮について熱心に語っていたのだとか。
『いや~、皇后は素晴らしい人徳のある御方ですな。もう二度と、簒奪帝が行った非道が繰り返されないように、若い人々を教育するのだそうです。国を乗っ取ろうと悪だくみをする者が現われたとき、どうやってその陰謀を阻止するか。武道や教育がその抑止力になるとおっしゃっておりました。思慮深き御方です』
そう老官に言われたときは、とても驚いた。
自分になにができるのかを真剣に考えて実行に移す行動力。そして、周りを巻き込み味方を作る影響力。
麒麟の出現は、俺のためではなく、華蓮の強い思いに応えてくれたのかもしれない。天が認めたのは、皇后の方だったのではないかと、開花したような華蓮を見ているとそんな気にさせられる。
そして、変わったことがもう一つ。
『貴族は親のお金があるから自力で勉強できるじゃない。でも、庶民は勉強する機会すら与えてもらえない。女性はさらに虐げられて、科挙に合格した女性は一割程度しかいないのよ。でも、優秀な人たちはたくさんいる。もったいないじゃない。だから、その環境を私が作ろうって決めたの』
こんなことを言われたら、応援せざるを得ない。
それは、宮廷の高官たちも同じだったようで、新しい取り組みを嫌う老官たちまでも味方につけてしまった。
尸鬼の一件が終わってからも、華蓮は毎日欠かさず祈祷を続けている。
祠堂は外廷にあるので、華蓮は常に後宮の規則を破って外廷に出ていることになるが、もはや誰も忠告する者はいない。
そこで外廷の高官、特に信仰心の厚い老官たちと話す機会もあるらしく、新しい後宮について熱心に語っていたのだとか。
『いや~、皇后は素晴らしい人徳のある御方ですな。もう二度と、簒奪帝が行った非道が繰り返されないように、若い人々を教育するのだそうです。国を乗っ取ろうと悪だくみをする者が現われたとき、どうやってその陰謀を阻止するか。武道や教育がその抑止力になるとおっしゃっておりました。思慮深き御方です』
そう老官に言われたときは、とても驚いた。
自分になにができるのかを真剣に考えて実行に移す行動力。そして、周りを巻き込み味方を作る影響力。
麒麟の出現は、俺のためではなく、華蓮の強い思いに応えてくれたのかもしれない。天が認めたのは、皇后の方だったのではないかと、開花したような華蓮を見ているとそんな気にさせられる。
そして、変わったことがもう一つ。