教授の恋愛
笑顔なのに…寂しそうな目をして窓の外を見つめている。


初めて大人を信じることができたって…どういうこと…?



気付いたら俺達は女子部屋の前にいた。



「あっ…またあとでね!」



舞岡さんは部屋に入っていった。


一人取り残された俺…。


なんだろう…?


俺の中に突然芽生えたこのもやもやした気持ちは…。

舞岡さんの寂しそうな目が気になる…。


眩しい朝日を背に、部屋に戻ろうとした時に後ろから声をかけられた。


「先生?なんか暗い目してるけど…どうした?」


心配そうな顔をした小野さんが後ろにいた。
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