彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)










「失礼な態度を取ったことをお詫びします!!本当に申し訳ありませんでした!!」
「手を離せ。」
「離します!逆らいません!あなたに従います!だから、凛君を助けるためにお力をお貸しください!!」





そう告げ、地面へとその身を沈めた。





「お願いします!!凛君を助けて下さい!!
「に、2号さん!!?」
「おい・・・。」










コンクリートの地面に正座し、両手をついて、檜扇柊護さんに向かって頭を下げた。








〔★涼子は土下座を実行した★〕








「に、2号さん!!凛先輩のためにそこまで――――――――!!」
「檜扇柊護さん、お願いします!!凛道蓮君を助けるため、私達に力を貸して下さい!!」








神楽坂君は慌てたけど、どうでもいい。
誰かが、驚こうが、慌てようが、困惑しようが、どうでもいいこと。










(凛君の命が助かることが最優先事項だから――――――――――!!!)


「お・・・俺からも頼む!!凛先輩を助けるために、協力して下さい!!」


「え・・・?」










そう言いながら、私の隣に座り込む神楽坂君。










「お願いします!!凛先輩を助けるため、手ぇ貸して下さい!!」
「神楽坂君・・・。」
「おい・・・。」
「凛先輩のためなら、このまま俺の頭を踏んでもいい!!靴の裏も表も舐める!!凛先輩を助けて下さい!!」
「神楽坂君・・・!」
「お前らなぁ・・・」










地面に並んで正座する私達を、めんどくさそうに見る檜扇柊護さん。










〈もしもし!もしもし!!檜扇様!!〉










ふいに、檜扇柊護さんの携帯から、男性の声が漏れ聞こえる。
思わずスマホを見れば、それに合わせて、檜扇柊護さんは画面をタッチした。










「おう、やっとお出ましか、西村署長。」










スマホを耳にあてることなく言えば、スマホから大音量が発せられた。










〈檜扇柊護様、ご無沙汰しております!事件とうかがったのですが、何事でしょうか?〉



(スピーカーモードに戻した!?)










驚く私達をよそに、檜扇柊護さんはしゃべる。












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