拗らせ女の同期への秘めたる一途な想い
***
明日香に言われ、私はずっと考えていた。
巧と話し合った方がいいと言われても、どう切り出していいか分からなかった。
『好き』だと告白しても振られるだけで、今までの関係がギクシャクする未来しかみえない。
会って『セフレはやめる』と言えばいいのかな。
いくら考えても正解にたどり着けなくて、とりあえず会う約束だけしていた。
金曜の仕事終わり、いつものように巧の部屋に向かった。
今日は、まだお風呂には入っていないみたいで部屋着で出迎えられた。
「飯食う?」
「ううん。ちょっと話がしたくて」
晩御飯は食べていないけど、今はお腹が減ってなかった。
私はいつものようにラグの上に座る。
「なんか飲む?」
「大丈夫」
「えっ、いったいどうしたんだ?」
普段と違う私の様子に巧が怪訝な表情で隣に座った。
私と一緒にいるとき、巧は無愛想な仮面を外す。
気心が知れている私だけに見せる顔だ。
私が話を切り出したあとは、もうこの顔も見れなくなるのかな。
緊張して膝の上に置いていた手をギュッと握る。
「あのね、」
口を開いたときにスマホの着信音が鳴った。
私の好きなアーティストの曲が部屋に鳴り響いている。
「ちょっとごめん」
バッグの中に入っていたスマホを見ると、お母さんからだった。
今は出たくないかも、と無視をした。
けど、うるさく鳴り続く私の着信音。
「出ないのか?」
「あ、うん。お母さんからだし」
「俺のことは気にせず出ろよ」
そんなことを言われたら出ないわけにはいかない。
私は渋々、スマホの画面をタップした。
明日香に言われ、私はずっと考えていた。
巧と話し合った方がいいと言われても、どう切り出していいか分からなかった。
『好き』だと告白しても振られるだけで、今までの関係がギクシャクする未来しかみえない。
会って『セフレはやめる』と言えばいいのかな。
いくら考えても正解にたどり着けなくて、とりあえず会う約束だけしていた。
金曜の仕事終わり、いつものように巧の部屋に向かった。
今日は、まだお風呂には入っていないみたいで部屋着で出迎えられた。
「飯食う?」
「ううん。ちょっと話がしたくて」
晩御飯は食べていないけど、今はお腹が減ってなかった。
私はいつものようにラグの上に座る。
「なんか飲む?」
「大丈夫」
「えっ、いったいどうしたんだ?」
普段と違う私の様子に巧が怪訝な表情で隣に座った。
私と一緒にいるとき、巧は無愛想な仮面を外す。
気心が知れている私だけに見せる顔だ。
私が話を切り出したあとは、もうこの顔も見れなくなるのかな。
緊張して膝の上に置いていた手をギュッと握る。
「あのね、」
口を開いたときにスマホの着信音が鳴った。
私の好きなアーティストの曲が部屋に鳴り響いている。
「ちょっとごめん」
バッグの中に入っていたスマホを見ると、お母さんからだった。
今は出たくないかも、と無視をした。
けど、うるさく鳴り続く私の着信音。
「出ないのか?」
「あ、うん。お母さんからだし」
「俺のことは気にせず出ろよ」
そんなことを言われたら出ないわけにはいかない。
私は渋々、スマホの画面をタップした。