拗らせ女の同期への秘めたる一途な想い

私の言葉に驚いた表情の巧も、そのあとなにか言ってキスをした、はずだ。
その時に言った言葉が告白だったのかも。

自分が巧に告白したことを忘れてしまっていたなんて最悪すぎるでしょ。

しかも、散々セフレだからと勘違いして落ち込んで、ひとり勝手に傷ついていたなんて馬鹿すぎる。
なにより、巧に申し訳ない。

「ご、ごめん」

頭を下げていたら、巧は私の両頬を包んで視線を合わせてきた。

「すみれ、お前は俺のことどう思ってるんだ?」

巧は真っ直ぐ射抜くように私を見つめてきた。
もう好きって言っていいの?
我慢しなくていい?


「好き。ずっと巧のことが好きだった」


溢れる思いと共に、涙がこぼれ落ちた。
自分の気持ちを押し殺すのは苦しかった。
それでも巧との繋がりが欲しくて、身体だけの関係を続けていた。
巧が優しく指で涙を拭い、目を細めて微笑む。

「俺もすみれが好き」

私は泣きながら巧に抱き着いた。
ポンポンとあやすように背中を擦ってくれる。
  
「マジでセフレってなんだよ。会ってもセックスしない日もあったし、二人で映画とか行ったのだって普通にデートだろ」

巧が恨み言を呟く。
確かに健全な週末を過ごしたこともあった。
それって、身体だけの関係というかセフレではない、よね?
申し訳なさ過ぎて、巧の胸に頭をグリグリと押し付けて反省する。

「まさか、お互い勘違いしているとは思わなかったわ」

何度目かも分からないため息をつく。
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