カラダもココロも甘く激しく溺愛してくる絶対的支配者様〜正しい恋の忘れ方〜
「なんですか、アレ」
「王に群がる民衆達」
長谷川さんが玄米茶を飲んで「落ち着くー」って言いながら、完全に第三者の振る舞いで一緒に窓から見下ろした。
「私のせいなんだよねー」
「鈴城さんの?」
「ほら、先週の依頼の時。カナデに近づこうとしてた子達を追い払ったじゃない?」
「はい」
「その時に言っちゃったの。退いてくれたら来週、ツーショ撮ってあげるって」
「えぇ!?」
「そうでもしないと依頼を邪魔されちゃうもん。結局私達は行けなかったんだけどさ」
「無謀すぎます…」
「私も想定外だった」
全然悪びれてない表情で、鈴城さんも運動場を見た。
「王に群がる民衆達」
長谷川さんが玄米茶を飲んで「落ち着くー」って言いながら、完全に第三者の振る舞いで一緒に窓から見下ろした。
「私のせいなんだよねー」
「鈴城さんの?」
「ほら、先週の依頼の時。カナデに近づこうとしてた子達を追い払ったじゃない?」
「はい」
「その時に言っちゃったの。退いてくれたら来週、ツーショ撮ってあげるって」
「えぇ!?」
「そうでもしないと依頼を邪魔されちゃうもん。結局私達は行けなかったんだけどさ」
「無謀すぎます…」
「私も想定外だった」
全然悪びれてない表情で、鈴城さんも運動場を見た。